満足度:★★★☆☆
How was face when I watched?
→(゜0゜)( ̄□ ̄;)
How much can I pay?:1,600円
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【最初と最後だけでいい】
誰かや何かを守るため、スクリーンの中でいつも闘っているデンゼル・ワシントン。
そんな彼の映画が大好きで、毎回力強い演技でパワーを頂いている。
今作もパイロットという役どころから、そんな彼のイメージを期待していたが、トータルで観ると正直興ざめ。
プロローグの飛行機トラブル、そして墜落シーンはすごかった。
緊張感がリアルに伝わってくる映像と迫真の演技は本当に見事だ。
「客の命を守るんだ」といういつものデンゼル君に相変わらず惚れる。
しかしあくまでプロローグ、本編はここから始まるのだが、ここからのデンゼル君が正直カッコ悪い。
自分の潔白と保身を守ろうとする、自分勝手な主人公はデンゼル君には似合わない。
アル中としての葛藤を描きたかったのだろうけど、それが女々しくて結構キツイ。
別に悩むことを非難するわけじゃないけど、あまりに自分本位に悩んでいるので共感はしがたい。
最後の最後はきちんと良心を見せてくれるんだけど、これまでの過程の中で変化のきっかけになっていたものが何もない。
ヒロインとして出てきた女性も結局彼の何に影響を及ぼしていたのか、謎のままでいらない役である。