映画:白雪姫と鏡の女王(MIRROW MIRROW)

満足度:★★★☆☆

How was face when I watched?
→(゜∀゜)(゜-゜)

How much can I pay?:1,800円

RT's SCORE:50%(9月15日付)
(レビュー満足率：83人/167人)

=======================

【二人の匠が共鳴する異色白雪姫】

今話題の美人若手女優リリー･コリンズを白雪姫に。
そしてジュリア･ロバーツをワガママな義母に迎えた、異色の白雪姫映画。
異色…というより、誰もがよく知る白雪姫の物語を、「そんなに上手くいかないわ!」と言わんばかりのパロディ作品。
義母の皮肉一つ一つが白雪姫に対してというより、物語「白雪姫」に対して発せられているように思える。
そこを面白いと感じるか、嫌と感じるか、個人の好みが分かれそうなところ。
毒リンゴの下りは取ってつけたようなもの、物語に期待してはいけない映画である。
それよりもこの映画の見どころは、何と言っても監督ターセム･シンが手掛ける映像美と、今年亡くなった日本人衣装デザイナー石岡瑛子が手掛ける衣装である。
これまで「ザ･セル」「落下の王国」「インモータルズ」でターセム･シンの世界観を衣装によって具現化し支えててきた、今は亡き石岡瑛子。
彼と彼女が手掛ける映画の、最高傑作ができあがったといっても過言ではない。
コロコロと変わる役者たちの衣装、そのどれもが美しい。
しかもそれが妙に、その時々の物語の雰囲気と合っているのが魅力的。
石岡瑛子の遺作となった映画、彼女の手掛けた衣装を観るだけで十分価値のある一作。

========================

＜素晴らしき衣装の紹介(一部)＞