五色塚古墳に行った、その②である。
まずは五色塚古墳から見える景色を紹介していく。
・後円を望む
以下後円からの景色
・南向き
・北向き
・東向き
ちょうどアパートの左側に大きく飛行機が飛んでたので撮ろうとしたけど見えにくいなあ。
・西向き
また、垂水~舞子には五色塚古墳以外にもたくさんの遺跡・古墳がある。
・垂水日向遺跡
・舞子古墳群
・舞子東石ヶ谷遺跡
出土したものがプレハブの中でも展示している。
地域素材がしっかりした、とてもいい地域である。
ここからは、プレハブのおっちゃんに質問した話を紹介していく。
なかなか裏話的なことを聞くことができた。
まず、五色塚古墳のすぐ南西に祠がある。
これは古墳とは直接的に関係性はないが、復旧工事が始まる昭和40年まで古墳の上に在ったものだという。
今では何の神様を祀っているのかわからないし、ただ、祠や石碑というのは手を合わせる方角に神様がいると考えられている。
もし海に向かって建てられているものだとすれば、航海の安全を祈るものだったのではないか、と推測することができる。
高層ビルが立ち並ぶまでは、このあたりではこの古墳が一番見晴らしの良い場所でもあることも、理由の一つとして考えられそうだ。
また、今ではきれいに復元されているが、昭和に入ったころには荒れに荒れ、松が生い茂っていたという。
また太平洋戦争中~戦後にかけての食料難によって、この古墳の一部が畑として利用されていたそうだ。
昨日話した「西側の島状遺構がなくなった」理由がこれにあたる。
しかしながら、保存状態そのものは悪くなく、現在ご覧の通りの見事な復元を果たせるほどのポテンシャルは持ち合わせていたとか。
もちろん技術者たちの力量も手伝っているが。
歴史の教科書にも写真で登場している五色塚古墳。
実際に行ってみると多くのことが学べて、フィールドワークの意義をまた改めて痛感させられた。