DVD:サラの鍵(ELLE'S APPELAIT SARAH) | 気まぐれ戦隊・徒然ンジャー改☆オ~ソレ観ぃヨ☆

気まぐれ戦隊・徒然ンジャー改☆オ~ソレ観ぃヨ☆

某市小学校教師の、映画大好き気まぐれヒーロー物語

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満足度:★★★☆☆

How was face when I watched?
→(゜□゜;)

How much can I pay?:1,800円

RT's SCORE:73%(6月26日付)
(レビュー満足率:80人/109人)



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【過去の扉を開けることは残酷か】


1942年、フランスでのユダヤ人迫害事件による一斉検挙を描いた社会派ドラマ。
謙虚の日、弟が捕まらないように家の物置に閉じ込めて、救うために収容所から逃げ出した10歳の女の子サラの物語。
そしてジャーナリストがユダヤ人迫害の事件を調べている現代での物語。
ふたつの物語を軸に、交互に見せた映画になっている。
一応、ジャーナリストが新しく住むとわかった家が、1942年にサラの家族が住んでいた家ではあるのだが、このジャーナリストとサラとが交わるのにはやや時間がかかりすぎて少し退屈ではある。
難しい内容の映画である分、もう少し物語として引っ張ってほしかったのは本音。
しかし交錯し始めてから、つまりサラの孫が出てきた辺りからか、この映画が真に見せたかったものが見えてきた。
サラの孫が自分はユダヤ人の血が通っているとわかった時の衝撃。
その顔つきにどこか、サラが弟を救い出そうと隠した物置の扉を開けたときの衝撃に近いものを感じる。
サラは良かれと思って弟を隠した"事実"をずっと根に持って生きていたが、ではサラの孫は自分の血筋に根を持つか、きっとそんなことはないだろうと感じるラスト。
過去を知ることは怖い、つまり扉を開けること自体怖いが、扉を開けて解放してみることもきっと必要なことなんだと思う。






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<ポスター>


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<トレイラー>






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サラの鍵 [DVD]/東宝

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