<3水準6段階>
道徳性は発達することを
突き詰めた有名な二人
ピアジェとコールバーグが
今日の講義の主人公
コールバーグは道徳的葛藤の
ある話を被験者にして
3水準6段階の道徳性の発達が
あることを提唱しました
テストに出るので(笑)
今日はふりかえりではなく復習です
①前慣習的水準
→規則・ルールが理解できていない集団
1.罪回避従順志向
権威ある者の言うことが
絶対で正しいというタイプ
日本では"権威"ということばに
マイナスのイメージがありますが
このタイプは幼児期に多く見られ
彼らにとっての権威とは
両親であったり先生であったりします
2.道具的互恵主義志向
恩に恩を求めようとするタイプ
例えば友達におもちゃを
貸す場面のとき、子どもは少なからず
「今は君が必要だから貸すけど
私が必要なときは返してくれるんだよね?」
と無意識に思っているもの
咀嚼して言えば
無償の優しさが発達していない
ってことなのかな?
②慣習的水準
→規則・ルールが理解できる集団
3.よい子志向
自分を第三の立場において
捉えているタイプ
自分と相手と話している場面で
相手に良いように思われようとするタイプ
その時は存在する自分とは
別の自分でその場面を捉えており
その場の空気に同調する自分に
なろうとするようです
小学校の高学年に多いタイプみたいです
4.法と秩序志向
自分の行為行動の正しさは
法や社会的義務に依存するタイプ
③脱慣習的水準
5.社会契約的な遵法志向
法や秩序をよく吟味し
一般的人権や規範の中で
自分の正しいと思う行動をとるタイプ
6.普遍的な倫理的原理への志向
自分の良心に従った行動が
他者から見ても普遍的なものであるタイプ
普遍的なものとなりうるのは、例えば
・公平性
・人権の平等と相互性
・個の人格としての人間尊重
などがあたると考えられる
これら6つの道徳性の発達段階は
地域的な文化や個々の発達によって
早さの違いがあるが
段階が逆行することや
一つ段階を飛ばして発達することはなく
(よい子志向が道具的互恵主義志向に戻る)
(罪回避志向が急によい子志向になる)
必ず一つ一つの段階を踏んで
道徳性は発達していくのだと
コールバーグは言っている
…みたい
(これでテストばっちりか!?)