DVD:わたしを離さないで(NEVER LET ME GO) | 気まぐれ戦隊・徒然ンジャー改☆オ~ソレ観ぃヨ☆

気まぐれ戦隊・徒然ンジャー改☆オ~ソレ観ぃヨ☆

某市小学校教師の、映画大好き気まぐれヒーロー物語

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満足度:★★★★☆




How was face when I watched?
→(゜Д゜;)(;_;)





How much can I pay?:2,200円




RT's SCORE:70%(9月29日付)




RT's consensus
【With Never Let Me Go, Mark Romanek has delivered a graceful adaptation that captures the spirit of the Ishiguro novel -- which will be precisely the problem for some viewers.】
(意訳:この映画に関してマーク・ロマネク監督は、はっきり言って何人かの鑑賞者にとっては問題になりうる原作者イシグロの小説の精神を表現している気品のある脚色を申し立てた。)






【衝撃的世界観に在る人間らしさに脱帽】




原作「わたしを離さないで」が
発表されて以来


強烈な世界観が話題になり
注目を浴びた問題作の映画化


今をときめく若手俳優陣が
主要3人をそれぞれ演じ


「17歳の肖像」でアカデミー女優賞に
ノミネート経験のある


キャリー・マリガンが
主役のキャシーを


キャシーが恋した男の子
トミーを演じたのは


来年公開の新スパイダーマン
として活躍が期待される


アンドリュ・ガーフィールド


二人の恋仲を裂く
キャシーの友人ルース役としては


パイレーツ1~3シリーズで
女海賊を熱演した経歴を持つ


キーラ・ナイトレイが熱演


そんな注目株の俳優が挑んだのが
強烈とも言えるこの物語の世界観!!


時代は1960年代から始まる


世界の平均寿命が100歳になった時代


その背景には医療の革新と
"提供"者の供給がある世界


そう、この物語の概略は


誰かのクローンとして生まれて
"臓器提供"を義務付けられた


人間の子ども時代からおとな時代の
心模様を描いたSFドラマである


いつかは必ず"提供者"として
死ぬ運命を背負わされた中でも


恋愛感情を持ち
嫉妬し欲望も抱き


喜び、怒り、苦しみ、嘆き
未来を希望し夢見る姿は


まさに"人間らしさ"を読み取れるので


それにどこか
安堵してしまう自分がいるが


この映画に登場している
"事実"を知る社会とおとなたちは


その"人間らしさ"すら


ずっと嘲笑って彼らを
観察していたのだと思うと


どこまでも"人間らしい"存在として
画面に映し出される3人の若者に


悲しみと切なさが心に溢れる


異色の世界観を見事に描いた
監督と俳優陣の素晴しさに脱帽です



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(独り言)

同じような設定の中で


すぐ破壊衝動に走っちゃう
ベイ監督とはえらい違いさ♪(^-^;)
(アイランド:2005年)