「知足自閑」
〇足るを知れば、自ずから閑なり。
お釈迦様は、修行者に「四供養において量を知り、足ることを知るべし」とご教示なされています。
「何事においても自分なりの分を知り、わきまえて足るということを知らなければならない。」ということでしょうか?
確かに、足ること(自分は、満ち足りてるんだと)を知らなければ、心に安らぎはありません。
人間、欲のない者はいませんが、その欲をできるだけ少なくする事が大切なのです。
足る(満ち足りている)ことを本当に自覚、会得している人の心情というものは自ずとから閑(のど)かであり、悠々閑々(ゆうゆうかんかん)として、心穏やかで豊かなものです。