レコード盤がCDとなり板をひっくり返す手間からも解放されて、いつしか「2曲入りCDの2番目収録」の地位を得たB面曲。
ボクもシングル盤を買った時は普通にA面を(10回くらい)ばかり聴いて、11回目はさすがに「B面も聴いてみようか。」と思う時がほとんどです。
でも、そのB面がことのほか気に入るってこともあり、そんな時はそのシングル盤は(当時の言葉でいうならば)両A面となり、とても得した気分になります。
渚ゆう子、覚えてらっしゃいますでしょうか。ハワイアン歌手からポップスに転身した女性歌手で、The Ventures(ベンチャーズ)のインストゥルメンタルに邦詞を乗せた「京都の恋」(Kyoto Doll)がヒット。
その後も「京都慕情」(Reflections In A Palace Lake)、長崎慕情(Nagasaki Memories)等のベンチャーズカバーをリリースしました。(カッコ内はオリジナル題名)
「忘れな草をこの胸に」という曲があります。この曲はヒット曲でもある「雨の日のブルース」のB面でありまして(このシングル盤に関してはベンチャーズのカバーではないんですけど)、前述した経緯にて裏返して聴いてみたら、とてもいい曲だと感銘を受けました。
彼女の歌ってどちらかというと失恋系の歌ばかりですが、この歌はどっちかというと「過去の失恋の傷跡も癒えて新たなる出会いを」系の歌で、曲調も明るいのが印象的です。
曲を聴いてみるお気付きかと思いますが、下に貼った曲のオマージュかな?とも思わせる作品です。