ゴールデンウィークは特にどこも行く予定がなくて、まぁ通常通りに過ごして、週二回が定着したトレーニングへと出かけました。
岐阜市内の有名な繁華街の柳ケ瀬。
岐阜市民が誇るタワマンがありまして、そのタワマンは(建設から落成までの成り行きで居住者じゃない人の誇りでもありまして、まぁそんな事はどうでもいいんですけど…
そのマンション棟の中にトレーニングルームがあります。
そこへと向かう途中にストリートピアノが設置してあるフロアがありまして、よく誰かが弾いています。
その日はどこかのオジサンが弾いていました。ボクが聴きおぼえがある曲でした。
愛情物語です。
弾き終わった時、ボクは拍手とともに声を掛けました。
「愛情物語ですよね。」
その方は少し驚いた表情で「ショパンの夜想曲第2番です…」とのお答え。
ボクは「実はこの曲、映画音楽としても使われていて、その映画が愛情物語という題名なんですよ。」とお伝えしました。それで分かっていただけたみたいでした。
その方に対してあまりにも無礼な態度を取りました。クラシックのピアノ曲を弾いてらっしゃったのにも関わらず、唐突に映画音楽の話題を出してしまいました。その方が驚いたのもごもっともですし、ひとえにボクの無礼でしかありません。
その方には申し訳ないと思っています。
しかし、オリジナルとカバーバージョンの違いはあるとはいえ、ほんの一時を同じメロディにて共有できたのは、ボクとしてはうれしいな、と思ってこの文章を書きました。
クラシック → ポピュラー へのカバーでもう一つボクが好きなのがあります。
ボロディンという作曲家が作ったオペラ「イーゴリ公」なる作品の中に「韃靼(だったん)人の踊り」というのがあります。有名なメロディで皆さんも聴いたことがあるかと思います。
ボクも知らなかったんですが、「韃靼人の踊り」のカバーバージョン。米国のポピュラーシンガーのトニー・ベネットが「Stranger In Paradise」という題名で英詞で歌っています。