Amebaさんより表題通りのお題をいただきまして、それについて書いてみようかと思います。
エッフェル塔なんて登ったことないし。
パリにも行ったことないし。
フランスさえも行ったことないし。
お題に沿ったブログなんて書けないです。
それでも何か書こうかなってフランスについて思いつくままに書いてみようと思います。
バブルの真っ只中、亡父が勤めてる名古屋にある会社に外銀二行が訪問しました。融資の件です。
父親の会社は邦銀系列の会社でしたから、外銀からお金を借りるようなこともありません。バブル時代って事で名古屋にも外銀の支店ができて「是非とも当行でお取引を」と勧誘にいらっしゃったんです。
一行はドイツのコメルツ銀行、もう一行はフランスのインドスエズ銀行です。
「なんでフランスの銀行なのにインドスエズなんや?」という行名に父親は驚きましたが、担当者さんの「帝国主義時代、フランスがスエズ運河を建設してインドへと進出するという国策のための資金を調達するために設立された銀行」との説明に納得しました。
父親の会社がその二行から融資を受けたかは結局は知りませんでした。しかし両行の担当者(もちろん本国からの行員+日本採用の日本人行員)の営業姿勢、特に本国からの人は明らかに独仏で違ってた、言い換えればお国柄が出てた、って事でした。
独銀コメルツの方は、まぁ日本人にもありがちな「当行で借りてください、よろしく。」スタイルでした。しかし仏銀インドスエズの方は「当行は貴社に融資してあげますよ。」雰囲気が感じ取れたそうです。
以前から、ボクは「フランス人って案外豪傑気取り」って聞いてまして、その件を父親にも話した事あるんですが、その一件の後「オマエの言ってたとおりや。」と言ってました。
ここまで本ブログを読んでいただいて、もしかしてボクがフランスやフランス人の悪口を言ってるって思ってる人がいるかもですが、それは違います。
むしろボクはそれこそがフランスであり、フランス人であり、フランス文化だと思います。そうでなきゃ困るくらいです。
世界で一番ステキな国はフランス
世界で一番すばらしいな国民はフランス人
世界で一番美しい文化はフランス文化
世界で一番きれいな響きの言葉はフランス語
何でもかんでもフランスが一番でそれを疑いません。
であるならば、前述のインドスエズ銀行の本国担当者の「世界で一番信用がある仏銀で取引をしたら御社の発展間違いなし」との自信満々な営業姿勢を見せつけられた日にゃ、われわれ慎み深い日本人は「そうなのかな~」って思っちゃいます。
例を出すならば、北大西洋条約機構。NATO(North Atlantic Treaty Organization)という英語表記の機構名が付いてますが、ここのウェブサイトを見てみると、OTANとも併記されてます。これは「Organisation du Traité de l'Atlantique Nord」の略で、おそらくはフランス側が併記しろと言ったからだと(ボクは)思います。
短めに収めるつもりでしたが、いろいろ思いついて今回も長くなりそうです。
まだまだ書きたい事はありますが、取りあえず一旦切って四月以降にフランス続編を書きたいと思います。
アデュー(adieu)とか言ってみる~