CATVで007の映画観てました。カジノロワイアルだったかな。
 
それ以前のエピソードからだと思いますが、ストーリーの中、ジェームス・ボンドは些細な事でも「Thank you.」って言ってます。さすがは紳士!ご婦人にモテモテなのもうなづける(ウラヤマ と思います。
 
欧米は階級社会と言われていますから、紳士とか、貴族とか、富裕層とかの階層が(素養、余裕等を備えた上で)礼儀正しく振舞う際の Thank you. かもしれません。異なる階層間ではもしかしたらありえないかも、です。
 
しかしわれわれが注目し多くの人々をして「あれこそがマナーだ。エチケットだ。さすがはジェームス・ボンド」と言わしめるあの礼儀正しさはもはやお手本です。
 
 
 
それに比べてわれわれ日本人はどうでしょうか。(ここからの「日本人」とは当然ながらボクも含みます。)
 
礼儀正しい民族が住まう国土と誉れの高いわが日本国。そこに住まうわれわれ日本人。礼儀正しいでしょうか?というよりも「ありがとう」を言ってるでしょうか?ジェームス・ボンドみたいに。
 
ボクは、(ある程度は意識して)自分では言ってるつもりですが、その度ごとに確認をしてる訳ではありません。言いそこねた時もあるはずです。
 
思い返してみると、後で当該「あの時」や「その時」を思い出して「しまった!」と思い、穴があったら入りたいくらい恥ずかしい時もありました。
 
 
 
アメリカへ観光旅行をしたことがあります。ナイアガラの滝を見るべく米側で一番近い街のバッファローで一泊した時があります。
 
朝食付きのお宿ではなかったので外に出て雑貨店(コンビニ、もしくはドラッグストア)で飲み物とサンドイッチを買いました。レジの女の子は「Thank you, Sir. Have a good day.」(ありがとうございます、お客様。お気をつけて。」と言ってくれました。
 
日本のコンビニではまだまだ店員教育が徹底してなかった時代で、レジでお支払いしても「ありがとう。」さえも無かった時代にでした。
 
ボクの事例を出しますれば、どこかのオッチャンに時間を訊かれ、その人に伝えても「ありがとう。」さえも無かった事がありました。たまたま、そいつは無礼な人だっただけであって、ほかの大部分は「ありがとう」を言える人なんでしょう。
 
しかし、たとえレアケースだと言えども、一時期(だと願いたいのですが)のわが国(は大げさにしても、少なくてもボク界隈)において、時として見られる礼儀マナーの欠如は、ナイアガラの滝の雑貨店の女の子の礼儀正しさと比較検討され、礼儀大国の日本国民は何らかの問題提議をされたのでは、と思います。
 
 
 
時代は流れ日本のコンビニの店員さんも礼儀正しくなりました。
 
世の中をあげて「ありがとう」社会になりました。
 
そんな好転した環境の中、キチンと「ありがとう。」ついでに言えば「ごめんなさい。」が言える人になりたいと思います。
 
「穴があったら入りたい」どころか「穴があったら埋められたい」気持ちにならないように。