さてここで質問です。日本で一番大きい島(面積が)はどこでしょうか?
佐渡島?淡路島?それとも沖縄(本島)?
 
そんな答えが予想されます。正解は本州です。本州在住のボクでも、初めてこの質問(or ナゾナゾ)をされた時、見事に引っ掛かりました。
 
こういう言い方や切り出し方は、われわれ自身を下に見る言い方で好きではありませんけど、あえて笑い話として使わせていただくなら、と前置きして…
 
日本人にありがちな国土感を突いた質問ですよね。「日本は島国だ、島国だ、島国だ…」と言われ続けて聞き続け、実際に日本は大陸国家でもないし、隣国と陸続きの国境線なんてある訳ないのに(戦前はあった〜)、自分達は島人だという意識が薄いです。
 
島国や島人がいいとか悪いとかの問題ではありません。ボクは日本は島国でいいと思ってますし、ボクを含めた日本人は島人であったとしても構いません。むしろ、それを日本固有の特徴として誇るべきだと思います。
 
しかし「日本は島国」「日本人は島人」という基本的な現状や特質を把握しないまま、日本や日本人について考えるのは、どこかでボタンの掛け違いが生じるのでは…と心配してしまいます。
 
「しまいます」を「島います」と書きかけた〜
 
それが国の行く末に関わることか、それとも、冒頭の質問みたいに「こりゃ一本取られたわい、ワッハッハw」で済むことかは、おそらくこのブログを書き終わった後でも分かりませんけど。
 
最後に佐渡島についてのネタを。
 
かつてラジオで佐渡島の観光CMやってまして(詳細は忘れたんですけど)こんな感じの内容でした。
 
「佐渡では、(東岸のエリア)〇〇に東が昇り、(西岸のエリア)◇◇に日が沈む。」なるセリフの後に「大きいなぁ〜」との感嘆が入るってのです。
 
ひとつの島の中で日の出日の入りが見れるのであれば、それは「大きい」んじゃなくて「小さい」んでしょう。
 
佐渡島のみなさん、新潟県のみなさん、ごめんなさい。