娘のバレエの師...大滝愛子先生

晩年の先生と共に...エリアナ・パブロヴァ先生の法事に伴う記念パフォーマンスや、横浜の外人墓地に眠っていらっしゃる、パプロヴァ先生のお墓参りをしました。

そう言う私も子供時代に、パブロヴァ先生の晩年の弟子、松岡みどり先生の指導を受けました。

そう...日本バレエの初めて物語は、この「エリアナ・パブロヴァ」先生にさかのぼります。

                                        
錦花池坊いけばな                  「錦(にしき)花だより」     ←懐かしい逗子のスタジオでの...愛子先生


幼くして、バヴロヴァ・バレエ・スクールに入学。エリアナ・パヴロヴァに直接指導を受け、師の没後助教師となり、エリアナの妹ナデジタ・パヴロヴァを助力。


1945年には横須賀市に大滝バレエ研究所を開き、また、小牧バレエのプリマとしても活躍。1950年には東宝初のバレエ映画「裸女の愁」にヒロインとして出演した。


1953年、単身渡米バレエ留学する。

バレエ・アーツ・スクール、アメリカン・バレエ・スクールなどに通い、アレクサンドラ・ダニロワ、ヴァディミル・ドコダヴスキー、マーサ・グラハム、エイチ・ニムラ等に師事。以降「ニューヨーク・コンセル・バァトリー・オブ・ダンス」で指導する。


帰国後の1956年より宝塚歌劇団にバレエ講師として招かれ、多くのタカラジェンヌの指導にあたった。

大滝愛子バレエアート出身のタカラジェンヌは枚挙にいとまがないほど多数に登り、稔幸天海祐希貴城けいなど多くのトップスターを輩出している。また現在歌手の光原エミカの旧芸名・大滝子(だいたきこ)は大滝にちなんで命名された。

特筆すべきは、元月組トップスター・瀬奈じゅん、雪組トップスター・水夏希が大滝愛子バレエアート出身で、同時期に5組のうち2組のトップスターが大滝愛子バレエアート出身ということになる。


1993年、日本バレエ協会より舞踏文化功労賞を受賞。1995年、自身が演出・振り付け・主演を務めたスタンダール作赤と黒第17回ニムラ賞を受賞。

2007年10月31日、脳出血のため死去。享年79。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E6%BB%9D%E6%84%9B%E5%AD%90


ホテルニューオータニで行われた「舞踏文化功労賞」の受賞祝賀パーティーでは、私が壇上に花をいけさせて頂きましたし...

大人のクラスになった娘は、「第17回ニムラ賞」を受賞した公演「赤と黒」に、出演させて頂き、錦花池坊が劇場のロビーに、公演に因んだ、いけばなインスタレーションを制作しました。           

                                              典舟




       日本バレエの師...エリアナ・パブロヴァ先生
錦花池坊いけばな                  「錦(にしき)花だより」

1899年(明治32年)3月22日、ロシア・サンクトペテルブルクの貴族の家庭に生まれる。

母・妹とともにロシア革命から逃れ、ヘルシンキ、ハルビン、上海を経て、1920年(大正9年)に日本に入国する。翌1921年(大正10年)、小山内薫が所長を務める東京市本郷区(現在の文京区本郷)の「松竹キネマ研究所が製作したサイレント映画『君よ知らずや』の主演に抜擢される。


1927年(昭和2年)、神奈川県鎌倉郡腰越津村七里ヶ浜(現在の鎌倉市七里ガ浜東)に日本初のバレエの稽古場を開設、東勇作橘秋子貝谷八百子近藤玲子大滝愛子島田廣らを育てた。1937年(昭和12年)、日本に帰化した。


1941年(昭和16年)5月6日、日本軍慰問に訪れた南京で死去した。42歳で没。その死は軍属の戦病死として扱われ、御霊は靖国神社に祀られた。


稽古場はエリアナの死後も母ナタリア(1872-1956)と妹ナデジタ(1905-1982)により続けられたが、ナデジタの死により閉鎖された。その後は長らく「鎌倉パブロワ記念館」として公開されていたが、1996年(平成8年)に閉鎖され個人の邸宅となっている。

同地には日本バレエ協会による日本バレエ発祥の地という記念碑が建立されている。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%8A%E3%83%BB%E3%83%91%E3%83%B4%E3%83%AD%E3%83%AF











錦花池坊いけばな                  「錦(にしき)花だより」

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