曰本航空(本社:東京都品川区)は2024年冬スケジュールより、関西国際空港(大阪府)とジョン・F・ケネディ空港(ニューヨーク市)を結ぶ直行便を開設すると発表した。

​ニューヨーク線の毎日運航は関空開港以来、初!

関西空港では、ユナイテッド航空で毎日サンフランシスコ線が運航されているほか、2006年以前と2015年以降、日本航空のロサンゼルス線が定期運航されている。


しかし、アメリカ東海岸への路線がほとんどないことが課題とされている。一度チャイナエアラインが週3往復飛ばしたニューヨーク線の運休以降、長年、関西財界が要望を行ってきた。


開港時、採算が成り立たないとして路線が開設されなかったこの路線だが、低燃費機種の導入など環境が大きく変化した。そして、今回、アメリカ・インド路線の強化を図る曰本航空と関西エアポート、地元財界の意見が一致して路線開設に至った。

機材

機材は先日導入が発表された、エアバスA350-900!



関空では18年ぶりとなるファーストクラスも設定される。

A350-900は羽田=ニューヨーク線などのA350-1000よりやや胴体が短い。曰航広報部によると「ビジネスクラス需要が羽田線よりも少ない中で、ファーストクラスも合わせた4クラス制(ファースト、ビジネス、プレエコ、エコノミー)を関空で行うのに適した機材」とのことで、実は関空からの路線拡大を見込んで導入されたようだ。


今後、関西空港からのロサンゼルス線、ホノルル線、台北線、バンコク線もA350-900で統一されるほか、ロンドン線などの開設も見込まれている。これにあたって、関西空港の格納庫や乗務員ベースも再開するとのこと。


ダイヤ

JL14 KIX10:00→JFK10:05(サマータイム)

JL19 JFK14:30(同)→KIX18:50(翌日)

※2024年10月1日から毎日運航


関西空港では国内は那覇、新千歳、羽田、国際線ではバンコク、香港(キャセ⚪︎パシフィック航空運航)、クアラルンプール(マ⚪︎ーシア航空運航)との同日乗り継ぎが可能となる見通し。

ニューヨーク/ジョン・F・ケネディ国際空港ではボストンやワシントンD.C.への国内線、カリブ海や中南米各地への国際線といった、ア⚪︎リカン航空の路線へ乗り継ぐことができる。


​機内サービス

全クラスにおいて、京都の洋食店、ベーカリーなどと連携した、関西=ニューヨーク線限定メニューを開発中とのこと。

JL60便(関西=ロサンゼルス線)を含めた他の長距離路線とは違うメニューなので、これを目当てに羽田ほか国内線やアジア各地からの乗り継ぎ需要もあるかもしれない。


それにしても、ロサンゼルス、ニューヨークと路線が開設され、仁川や成田に次ぐアジア=北米間乗り継ぎ拠点、ハブ空港としての様相を整える関西空港が楽しみだ。















































最後に

これはエイプリルフールです。「日」本航空、つまりJALの国際線用A350-900の納入時期は2027年度からであり、2024年冬スケジュールには間に合いません。

実際は羽田〜金浦・シドニーなどにA350-900を導入→羽田で使用されていたボーイング787で成田・関空・中部から新路線を開設する、と予想されますが、どういった路線ができるかはわかりません。

流石に格納庫などを含めた関空の一大拠点としての復活はないにせよ、期待はしておいて損はないのではないでしょうか。


(勿論、中部=バンコク線がいったん休止の前例もあり、地元サイドが開設された路線を利用すべきなのはいうまでもありません)