リゾートしらかみに乗ってきました。


  リゾートしらかみとは?

リゾートしらかみは秋田駅と青森駅をローカル線・五能線経由で結ぶ観光列車です。3編成あり、私が乗ったのは「橅」編成。


124号車は特急のようなリクライニングシート、3号車は半個室のボックスシートです。


3号車は「えきねっと」では買えないものの、1人からみどりの窓口で買えます。


両方の先頭車には展望ラウンジもあります。コンセントも4箇所ずつあり、充電が切れかけた時なんかに譲り合いで使うことができます。



  ​車内販売は?

2号車の半室には「ORAHOカウンター」があり、以前は売店として使われていましたが、今は空きスペースです。


代わりに、3号車にある無人売店で冷蔵庫や棚から商品を出し、クレジットカードや交通系ICカード(Suicaなど)で決済するシステムです。駅弁やアイスクリーム、お酒などもなくなり、寂しくなりました。




日によっては地元の方が一部区間に乗ってきて「ふれあい販売」を行います。


  列車のようす


「リゾートしらかみ」は青森駅から弘前駅に向かい、ここでスイッチバック(進行方向転換)し、通り過ぎた川部駅に一旦戻ります。



私はその弘前駅から乗り込みました。乗るとすぐに川部駅でまたスイッチバックして、1号車が先頭に戻り、五所川原駅などを通って、秋田へ向かいます。


▲五所川原駅から出ている、津軽鉄道


新幹線接続列車として五所川原まで、あるいは東能代あたりから乗ってくる人が多いのも特徴的です。また、快速なので、指定席券を買えば、青春18きっぷや北海道・東日本パスとも併用できます。



千畳敷駅では15分ほど下車観光の時間があります(リゾートしらかみ6号など通過する列車もありますが)。発車3分前になると、汽笛を鳴らし、車内へ戻るように促します。


次の深浦駅では、「リゾートしらかみ5号」とすれ違うのですが、「ごのたび」ジャケットの方がホームで待機されてます。その方から私は駅弁を受け取りました。




その後、秋田県に入ります。


あきた白神駅では温泉への送迎バスに乗り込む人も目立ちました。東能代駅で再び方向が変わり、座席の向きも変えて、秋田駅まで1時間ほど向かうと終点です。





  「セイリングの海彦山彦弁当」

食べ物屋セイリングなる店が深浦駅近くにあり、レストランの方がホームまでお弁当を持ってきてくれたのです。


中身はこんな感じ、サーモンマリネにトマトが入ったトンカツ、自慢のシチューまで様々な料理が一つで楽しめて、まるでオードブルのようです。


持ち込んだシードル(りんご酒)との相性が抜群でした!


他にも唐揚げ弁当(1000円)やシチューとオムレツのお弁当、ご飯のないおかずセットなどもあり、リゾートしらかみ5号以外の全列車で予約ができます。複数人であれば違う料理を頼んで、シェアしてもいいでしょう。



予約は「東北maas」サイトから、発車前日14時までに。

https://maas-portal.com/uketrip/tickets/3768

他の列車では秋田駅や能代駅で受け取れる商品もあります!



  感想

無人販売もそれなりに使ってる人はいますが、やはり商品が少なすぎますし、観光案内などではアテンダントがいると心強いものがあります。「海里」の方がその点では楽しかったです。

ORAHOカウンターがある時に来たかったなと思ってしまいました。

とはいえ、休日などは「ふれあい販売」として地元の方が車内販売を行う列車もあるので、機会があればそちらも利用してみたいです!


また、「ごのたび」モバイルオーダーは時間の関係か周りに使ってる人はいませんでしたが、本格的な食事を用意してくれるので、皆さんもぜひご利用ください!