2012年1月

 

ホオポノポノのベーシック2ワークショップが開催される

ハワイ島の北西部の海岸沿いにあるリゾートホテルに

到着してから

 

特に誰に聞いてみるでもなく

ホテルの中に入って歩いて行ったら

綺麗な広い中庭に、丸テーブルと椅子がたくさんセットアップしてある。

 

 

 

建物の入り口で受付のテープルが出ているのが見えたので

多分あれかなと思い、そちらに向かった。

 

受付にいた若い女性は

日本語で出版されたホオポノポノの本でお見かけしたお顔だった。

私はためらいもなく、自分がここに来た事情を説明した。

 

 

’申し込みしていないのですが、来てしまいました。’

と言ったら

特に驚く様子もなく

あ、どうぞお入りください、と言ってくれたのだけど

 

 

’いえ、実は参加費が払えないので、

ここに(中庭に)いさせてもらってもいいでしょうか?’

と言ったら

さすがにちょっと困惑したようだったけど

 

 

私の勢いに押されたのか(笑)

特に’それは困ります’というような言葉はなく

それならどうぞ、みたいな

黙認してくれる感じだった。

 

そのうち

中庭に面した会場のドアが閉まって

ベーシック2のワークショップが始まり

 

私はそのまま

中庭のテーブルに座らせてもらって

ベーシック1のテキスト(クリーニングツールのリスト)を見ながら

ずっと4つの言葉を頭の中で唱えていた。

 

 

Thank you

I’m sorry

Please forgive me

I love you

 

 

ふと顔をあげたら

右手の方から会場に向かって女性が歩いて行くのが見えた。

 

スマホを耳に当てて話しながら歩いているその人の顔を見たら

当時、ニューレン博士のホオポノポノ・パートナーだった

K R(カマイリラウリ・ラファエロヴィッチ)女史だった。

 

 

 

 

 

 

(KR女史とヒューレン博士。この写真がリリースされた時期から考えると

おそらくベーシック2が開催されたハワイ島のリゾートホテルのプライベートビーチで撮影されたのではないかな。)

 

 

 

2010年の12月

私は母親とお正月を過ごすために日本に帰国したんだけど

 

その時期に日本に帰りたいと思った一番の理由は

12月中旬に四国の高知で、ハワイからKR女史が訪れて講演会をすることになっていたからだった。

 

あの時、公演終了後にサインや握手のために並んで

私は出版されたばかりの、うちの旦那の本(禅の書籍を英訳したもの)を

KR女史にプレゼントした。

 

 

そういえば

のちに電話でKR女史の個人セッションを受けたことも思い出した。

その時に、何か頭に乗せてますね、って言われたんだけど

 

シカゴのワークショップでヒューレン博士から教えてもらった

私のパーソナル・クリーニングツール、チョコレートケーキを

イメージでいつも頭に乗せていたので

その話を伝えた。

 

あの時は

あの講演会のために初めて訪れた高知市だったので

講演終了後にどこかで夕食を取ろうと思っていたけど

 

せっかくだから土地の人が知っている美味しいお店とかに行きたいと思い

講演の時に隣に座っていた女性がロビーにいるのを見かけて

思い切って声をかけてみた。

 

その女性は親切に、わざわざ自分の知り合いのお店に車で連れて行ってくれて

食事の後なぜか、私に高知の海を見せたい、と言って

もう真っ暗で何も見えない時間なのだけれど

海岸沿いの道路をずっとドライブしてくれた。

 

暗い海が闇の向こうにあるのを感じながら、何か不思議な感じがした。

 

この女性とはこの後数年間

メールのやりとりが続き

ある年には、私が四国の松山に住んでいる妹を訪ねた時に

彼女が松山まで来てくれて、再開したりした。

 

 

こんなふうにホオポノポノが縁で繋がった人たちのことを思い出す。

ベーシック2のワークショップでも

何人かの人との出会いがあった。

 

 

 

ワークショップの午前中の部の途中でティータイムがあり

自由に参加してくださいと言ってもらったので

 

 

知っている人もいないし

ワークショップに参加していないというのに

そんなことは全く気にならず(笑)

参加者の中に溶け込んで

 

頭の中では4つの言葉を英語でずっと唱えながら

ドリンクを飲んだり

お菓子やサンドイッチなどを摘みながら

人混みの中を歩いていた。

 

ふと背中に気配を感じて後ろを振り向くと

車椅子に乗った年配のアメリカ人女性と目があった。

 

自然に会話が始まって

わかったことは

その人はだいぶ昔からヒューレン博士を知っていて

博士のことを’イハレアカラ’というハワイアン・ネームで呼んでいた。

 

 

日本のことが好きみたいで

私が日本人だとわかったら

’イハレアカラは、いつも私のことをダルマに似ている、っていうのよ’

と話してくれた。

確かに、目が大きくてギョロっとした感じで

ちょっと強面のがっしりした顔のつくりの人だった。

 

 

そうやってしばらく彼女と話していた時

突然誰かがサッと私の横を通り過ぎ

すれ違いざまに、私の右のほっぺをひょいとつまんで

そのまま歩いて行ってしまった。

 

あっという間の出来事だったので

その人の顔を見る暇もなかったのだけれど

 

視野の隅に見えていた人影はヒューレン博士だと思った。

 

車椅子の女性と顔を見合わせて

あれはなんだったの?と笑い合ったのだけど

 

 

あれは

ヒューレン博士からのクリーニングだったのではないかと思った。

 

 

過去2回参加した、ホオポノポノのベーシック1ワークショップでは

申し込んだ時からすぐに、参加者へのクリーニングが始まっていると聞いていた。

 

 

ホオポノポノでは土地の記憶のクリーニングもするので

 

ワークショップがおこなわれる都市、土地と建物、部屋に対しても

全て事前に、また当日にも

いろいろな形でのクリーニングが行われているらしい。

 

 

そんな中で

申し込みもせずに、いきなり現れた私は

事前のクリーニングがゼロなので

 

後で気づいたのだけれど

かなりの’ワイルド・カード’だったのではないかと思う。

 

 

ほっぺをつまむのがクリーニング、と感じたのは私の感覚だけど

 

あれは’緊急事態への対処’みたいな感じで

あんなふうになったのかもしれない。

 

 

私は自分では意識せずに

 

いたずら者のトリックスター的な役割をしていたのかもしれない。

ティータイムの後またワークショップが始まり

 

私は中庭でクリーニングを続け

 

ランチもどうぞ、と言ってもらったので

全く遠慮することなく(笑)

 

さっき知り合った車椅子の女性と

他に数人の日本人のグループの人たちと一緒に

大きなテーブルについた。

 

 

(このランチのあと、午後のクラスまでの休憩時間に

私は一人で、ホテルのプライベートビーチに出てみた。

この時ビーチで感じた不思議な感覚について

パート4で書くことにする。)

 

 

午後のワークショップ終了後に

日本人だけのグループの数人と一緒に夕食を取ることになり

そこでワークショップの内容などについて聞くことができた。

 

その時みんなに言われたのが

 

 

’申し込むお金がなくても、まず申し込んでしまえば現実が後からついてくる’

ということ。

(これは数年後に試してみたら、その通りだということが証明されて、以来ずっとそのやり方をしている。)

 

 

’ベーシック2の内容は、一つを除いてベーシック1と変わらないものだった。’

 

もう一つ言われたのは

多分私は、ワークショップの最中に会場の外をクリーニングする役目だったのでは

ということだった。

 

確かに、中庭でずーっとやっていたのはクリーニングだけだったな、と

妙に納得した。

 

 

それにしても

その’お役目’をやるために

申し込み金がないのに、旅費だけなんとかして

会場に来てしまうとは、なんという暴挙(笑)

 

 

(ちなみに私が住むインディアナ州は、アメリカのほぼ中西部にあり、西海岸のロスアンジェルスまで、直通飛行機で約3時間半。そこからハワイまでは日本への距離の約半分で6時間かかるので、飛行機代もほぼ日本に行くのとたいして変わらない値段)

 

 

確かに自分でも何であんなことができたのか

私を動かした、あの勢いは何だったのか

と、今でも思う。

 

 

自分がかなりヤバい、アホな人間であることは知っているので

それを認めたとしても

それだけでは説明つかないような行動だったと

今更ながらに思っている。

 

 

この時知り合った日本人のグループと車椅子のアメリカ人女性とは

その後数年間、SNSで繋がってやり取りをしたり

リアルで会ったり、という交流が続いた。

 

 

サンデイエゴに住んでいたその女性に会いに行って

彼女のアパートに泊めてもらったりした。

 

彼女は生活保護を受けていたらしいけれど

その後ハワイ島に引っ越したいと言って

車椅子で乗れる大きな愛車と共に、願いを果たしてからも

しばらくは、いつも完璧なタイミングで突然電話がかかってきて

近況を聞いたりしていた。

 

 

アイリーン

今はどうしているのかな?

 

もしかしたらイハレアカラと会ってる?

 

 

 

いま

ふたりがニコニコして、こっちを見ているイメージが浮かんだ。

 

 

 

 

THANK YOU

I'M SORRY

PLEASE FORGIVE ME

I LOVE YOU

 

 

 

ありがとう。

 

 

 

 

 

To the memory of Dr. Ihaleakala Hew Len.

 

 

 

 

(このあと番外編:①ビーチで感じた不思議な感覚__黄色いハイビスカスとピンクのプルメリアの思い出

②いちごのクリーニングツール)