ひなミッド・瀬戸市 | 心のままに

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毎年1月末から3月のひな祭りあたりまで、瀬戸市で展示される「ひなミッド」は今年で23回目を迎えます。(於・瀬戸蔵)

 

高さ4mのピラミッド型巨大ひな壇には、この1年間で作られた陶土や磁土、ガラス製の創作雛が約800体飾られています。

※瀬戸市近辺では、陶器、磁器に最適な土とガラスの主原料である良質な珪砂が大量に採掘されるので、ガラス製品も多い。

 

まずはいつものように4面を見てください、いろんな雛人形が並んでいます。

 

ぼんぼりがハート型

 

 

 

今年のトップに飾られた内裏雛は、地元の「中外陶園」製。

 

中にはリサイクルガラスで作られた内裏雛もありました。

 

吹き抜けの天井からは、いつもながら長い吊り雛。

 

 

今年は「六古窯」から出展している人形を見てください。(瀬戸市以外)

上から

常滑焼、越前焼、信楽焼、丹波焼、備前焼。

 

 

 

 

 

他の有名産地から出展の内裏雛。

清水焼

※さすがに伝統を重んじる京都の人形、昔から伝わる正式な男雛と女雛の並び方です。

 

美濃焼

 

伊万里鍋島焼

 

有田焼

 

唐津焼

 

沖縄ガラス

雛飾りは平安時代の貴族の婚礼の様子を表したものですね。

童謡の「うれしいひな祭り」という歌に、

「お内裏様とお雛様 二人並んですまし顔」という歌詞がありますが、お内裏様というのは宮中に住む人のことだから、並んでいる男雛と女雛2人の事です。これは作詞されたサトウハチローさんの間違い。

「お雛様」というのは三人官女や五人囃子や他の人形も全部入れた名称。

 

もうひとつは「少し白酒召されたか 赤いお顔の右大臣」という歌詞ですが、赤い顔をしているのは左大臣、向かい合って見ていたサトウハチローさんが勘違いしたそうです。

 

※右近、左近、右大臣、左大臣などという言葉は、宮中の建物内部から見た位置。

※「右」より「左」の方が格(位)が上。

この間違いはご本人も認めていて、この歌をあまり歌いたがらなかったようです。

 

次回は真多呂人形「変わり雛」ですが、

27日はお休みします。来月からまた宜しくお願い致します。