大戦前の軍議所・日輪山 曼陀羅寺 | 心のままに

心のままに

ゆっくり、のんびり、思い出づくり

日輪山・曼荼羅寺・・愛知県江南市前飛保町寺町202番地

元徳元年(1329)に後醍醐天皇の勅願により創建された古刹。

正堂(本堂)と書院は国の重要文化財に指定され、尾北地方における最も格式の高い寺院。

敷地は13,000坪、檜皮葺の正堂(本堂)を中心に庫裏、大書院、小書院、曼陀羅堂、地蔵堂、鐘楼、宝蔵や塔頭も八か寺があり、尾張徳川藩より寺領231石余りを与えられていた。

矢来門(山門)

 

格式が高い証拠の五線の筋塀

 

 

 

 

阿波(徳島)藩祖・須賀家政(蜂須賀小六の息子)が幼い時に塔頭・本誓院で学んだ縁により正堂を再建寄進した。

※蜂須賀正勝(小六)・・愛知県あま市出身

 

正堂は平安京の紫宸殿を擬して造られているので(右近の橘、左近の桜)のとおり桜と橘が植えてあり、この日は橘の実がたくさん生っていました。

 

書院は関ヶ原の戦いの前哨戦である岐阜城攻略の際に、東軍(福島正則、黒田長政たち)が軍議を開いた所。

 

 

境内には江南市指定文化財の椋の巨古木が3本あります。

 

 

 

塔頭の一部

 

 

本誓院 ・・ 蜂須賀家政が幼少時に勉学した寺。

家政の位牌と勉学に使用した机を所蔵している。

敷地の一部は公園になっていて、藤の花が咲く頃には大勢の人で賑わいます。

 

 

見頃の藤・・ネットから拝借