兵庫県西宮市JR甲子園口駅近くのフラワーケーキ教室、きんぎょお菓子教室です。
先月渡韓した時のお話です。
フラワーケーキに関係ないお話ですので興味のない方はスルーしてくださいね(^_^)
私は韓国で泊まるのは、いつもホテルじゃなくてゲストハウスです。
ゲストハウスというのは最近日本でも増えてきていますが、ホテルほどの設備がなくて
ユースホステルみたいな感じのお宿です。
ゲストハウスはドミトリールームが主ですが、私はたいていシングルルームに泊まります。
貴重品に目を光らせていないといけないのはさすがに疲れるのと、ケーキがあるからです。
ゲストハウスによって当たりはずれはあるのですが、今回のゲストハウスはレビューがケタはずれに良かったのです。10点中9点台。部屋はマウンテンビュー。ツインルームのシングル利用。ソウル駅近。ゲストハウスにしては珍しく広い。(たいていは狭いベッドなのにベットの大きさキツキツくらいの広さ)
ここだ!ここにしよう。3日も泊まるし。
電話かメールをしたら駅まで迎えに来てくれるなど、とにかく主のおじさんが親切なんだとか。
期待に胸を膨らませ、レッスン前に荷物を置きにゲストハウスへ。連絡が面倒だったので迎えには来てもらわなかったですけど。
到着すると、そこは韓国によくある高層マンション。(写真はソウル駅から見たところ)
そこに住むおじさん夫婦の家の一室を間借りしている感じでした。ほかにもう一部屋、ゲストルームがありました。
到着時間を連絡していたのでおじさんが待っていてくれました。そしていろいろ部屋の使い方を説明してくれます。部屋の説明が終わると、観光名所の説明。行き方の説明。近所の店の説明。地図を広げてマーカーで印までつけてくれます。
それはとってもありがたいのですが・・・
おじさん、間に合わん
そしてチェックイン前なのに「掃除しといたから」と部屋に通してくれました。
そこはまるで娘の部屋のよう!飾り棚があって、ぬいぐるみやらなんやらが飾ってある・・・笑
そして確かに眺めバツグン高層マンション、マウンテンビュー!!!!!!
その時は気づかなかったのですが、部屋には事細かな備品がありました。
ティッシュや綿棒はもちろん、救急箱や、フットマッサージャーまで!!!!
冷蔵庫の中には製氷器に氷の用意も。
なんとかおじさんの説明を聞き終えて、猛ダッシュで両替に向かう。
ソウル駅から南大門市場のある会賢駅まで徒歩で歩いて行けるソウル路(もともとは車道だったらしい。その説明ももちろんしっかりしていただきました。)を炎天下のもと、歩く。これが結構素敵な道。歩道橋になっていて、ソウル駅を横断し、空中散歩。暑かったけどね💦
そこからなんとか無事電車に1時間以上ゆられ、無事レッスンに間に合いました。ほ。
レッスンが意外に早く終わって、明るいうちに帰ってくることができたので、近くで夕食を取ろうとおじさんにおすすめの店を聞いてみました。
すると、案内してあげる
と、準備を始めるおじさん。
本当に近くのレストラン街まで歩いて連れて行ってくれ、しかも一軒一軒説明をしてくれる!
ここはチキン、デリシャス。ここはラム肉、ベリーフェイマス。ここは中華、チープ。などなど。
そして歩きながら説明しながら時折ゲストハウスを指さして、あそこが家だよ、と帰り道も気にしてくれる。
説明し終わるとさっさと帰るおじさん。
・・・と思いきや、すぐに引き返してきて「ここをもう少し行くとホンデイック駅だよ。今日はフライデーナイト。盛り上がってるから行ってきな」とわざわざ言って、また帰っていったおじさん。
私は若者の町に繰り出す元気もなく、結局定食屋に入ることに。
せっかくだからマッコリでも飲むか、と注文したら出てきたのはペットボトル1本。
結局飲み切れず、持ち帰ることに。
写真はメインディッシュが写ってないうえに食べかけ。
さて、翌日。
なんと、ここはおじさんが朝食を作ってくれるのです(^∇^)
昨日の夜、トリプルルームに泊まっていた白人カップルがおじさんに「エッグとトーストにしてくれ」と注文していたので、私の朝食もエッグとトーストとたくさんのおかずでした。
写真はスープの日の朝食。
おじさんの手作り朝食を食べ終えて、リビングでくつろいでいるとおじさんがやってきて
連絡先を書いて、と言ってきたり一緒に写真を撮ったりしはじめる。
そして私が出かける時にあわててすっとんできて、「会えてよかった」「荷物これだけ?」「写真を送るよ」など話しかけてくれ、エレベーターの前まで送ってくれる。
なんかおかしくね?この永遠の別れのような雰囲気。
・・・まさか(((( ;°Д°))))
恐る恐る言ってみる。
あのー、私今晩また帰ってきますけど?
するとおじさん。
えっ!!!!!!!!!(゚Д゚≡゚Д゚)マジ
と慌てる。
ホワイトボードに書いてある予約表を二人で確認に帰る。
なんと、3日のうち2日目だけ何やら違う人の名前が!!!!!!
(ちなみに私の名前は漢字で書いてありました。おじさんは漢字が書けます。)
でもおじさんに「大丈夫、いってらっしゃい」と送り出されたのでした。
その日は深夜に帰宅したのでおじさんと会わず、翌朝。
おじさんが「朝食は何時に食べる?今からはトリプルルームの人が食べるから無理だけど30分後でいい?韓国人の友人も呼ぶから三人で食べよう」と提案が。彼はあなたと似てるから。と。
韓国人の友人?なんで?似てるって?
と思ったものの、オッケーしました。
そして現れたのははんにゃの色白の方に似たキャップを被った韓国人。
なんとなく気まずい空気が流れつつ向かい合って朝食を食べる。
話していると、おじさんが似ているといったのは「年齢が近い」という意味だったと判明。
そして彼は、何を隠そうダブルブッキングになっていた相手だった!!!!
・・・てか、やっぱダブルブッキングだった(;^_^A)
彼は気の毒にも近くの宿に泊まらされ、朝食だけ食べに来たご様子。
最近ちょっとだけ韓国語を勉強している私はカタコトの韓国語で話してみる。
彼はちょっとわかるの?と喜ぶ。
ほんのちょっとだけ!例えば「アイゴー」とか。(フリ付き)
と韓国ドラマによく出てくる品のないおばさんの真似をすると非常に喜んでくれました。
そんなこんなでまた夜。
連チャンで食べ過ぎていてゴムのパンツを愛用している私としては
今日は夕食抜きで、残っていたマッコリと軽くおつまみで済まそう!とリビングに行くと
おじさんが「夕食食べたか?」と聞く。
「食べていない」と言ってしまった私が悪いのだが、何やら台所からインスタントラーメンを出してきて「これを食べなさい」と鍋と器を出してくれる。
せっかくなのでラーメンを食べながらマッコリを飲んでいると目ざとくマッコリを見つけ、「マッコリが好きか?」とおじさん。
「好き(^∇^)」と答えると、何やらでっかいペットボトルに入ったマッコリをどん!と目の前に置く。
どうやらお客さんにもらったようで、コーンから作られたマッコリで貴重なんだとか。せっかくなのでいただくとおいしい💛
その様子を見ていたおじさん、マッコリにはこの料理がよく合うんだ、とさっきおじさんが食べていた韓国風シチュー(名前忘れた)も出してくれる。
この料理をすごく気に入ったお客さん(ロシア人)がいて、レシピを教えたんだ。作り方はとっても簡単。大根を切ってゆでる。と肝心の味付けはスルーしてそこだけ教えてくれる。
ダイエットするつもりが、いつも以上に満腹に💦
でも楽しい夕食でした。
そしてとうとうお別れの日。
重くて大量の荷物をもっている私に、ソウル駅まで送るよ、とおじさん。
ソウル駅からどこまで行くの?と続けておじさん。
5号線の駅に行くの。というと、ソウル駅からは乗り換えしなくちゃいけなくて難しいから5号線の最寄りの駅まで送ってあげる。と車で送ってくれたおじさん。
本当に本当にお世話になりました。それからそれから・・・・
いろいろ御礼を言おうとしたのですが、駐禁を恐れたおじさんは挨拶もそこそに去っていったのでした。
また機会があったら泊まりたいかな。
ちなみに、おばさんもいますが、あんまりゲストハウス運営には携わっていないご様子でした。
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