光と闇と錬金術師 | 小笠原まさやオフィシャルブログ「ヒーリングと占い・金魚堂」Powered by Ameba

光と闇と錬金術師

...とかって書くとあとで書くことも含めてえらいこと中二病くさい人みたいですが、
先に書いておくと至極おばさんもしくはおっさん属性かと思われます(・ω´-ゞ)^☆

小笠原と話していて、自分の見える世界を内面的・現実的両面から変えるには
どうすればいいんだという話になりました。
彼も私も一年前からは考えられないような状態にいい意味でなっていて、私たちが
やろうとしているイベントや考えていることがまるでパズルのピースがはめ込まれる
ように組みあがっていくことに驚きつつお茶を飲んでいたときのことです。

小笠原がその時に言った「絶望が必要なんじゃないか」という言葉から、六本木の
回転寿司屋さんでああでもないこうでもないという話に。
小笠原曰く「絶望って言うと語弊があるかもしれないけど、なにかを達成したときに
こんなものかっていう失望ってきっとあって、だからより高い目標や欲が出てくるん
だと思う(=失望は次に進むために必要な燃料)」ということでした。

ここでまた怪しいことを言いますと、私は最近ルシフェルの言葉を降ろさせてもらう
ことがあり、「闇がなければ光もない」の意味がすとんと腑に落ちたところでした。
誤解もしくは利用されてきたけれど、ルシフェルの本質はただ愛でしかないという。

そこで思い出したのがこの写真です。デンデラのハトホル神殿で撮りました。
「光のある世界とない世界は等しく価値がある」という意味だと解釈しています。



そしてアイの谷(ツタンカーメンが自分が入りたくて作っていた)にあるレリーフ。



わが師匠トレイシーさんによればこれは人間の意識の進化を表したものだと
いうことです。イニシエーションを受け、聖なる道を選び、進化していく。

じゃあその聖なる道が煩悩を捨て去る悟りの道なのかというと違うんですね。
私たちがスピリチュアルでよく言われるように光の中から生まれてきた、地球と
いう時間や諸々の制約のある中に生まれてきたんだとしたら、わざわざここで
あちらにいる状態を作り出したら、ある意味学びを放棄しているわけです。

人間にとっては光も闇も必要なもので、私たちはただ自分の中にある醜さや
弱さ、人間として生まれてきたことで予めインプット済みになっていた歪みに
気づき、やだーこんなものがあるのねーって思えばいいだけなんですよね。
それに気づけば、自分の中の何かは確実に変化していきます。

引き寄せの法則が叶わなかったという方は多くいらっしゃいますが、ポジティブ
シンキングや潜在意識・もっと奥深く...もしかしたら魂に刻みつけられていた
歪みを認知しないで上書きしようとしたらなかなか難しいだろうと思います。

闇やマイナスに思えることは決して敵や唾棄すべきものじゃなく、私たちを
変えるチャンスが今そこにあるという確実な証拠なんですよね。

色即是空ってたぶんこのことを指してると思うんですが、肉体という器を外して
私たちが光の体だけを感じるとき、その中にあるのは"空"です。
そしてその中にはすべてがあります。ブルース・リー的に言えば

Don't think, feel...but think, feel.

感じるだけ、サイキックだけ、傷に基づいたやり方は古いと師匠は言っていて、
私もそうだと思っています。
すべてを見通そうとするなら、自由に人生を創り上げようとするなら...
感じて、そして考え、同時に何も考えず感じないという状態が必要なのかなと。

...って文字にしたらポルナレフ※1みたいになっちゃうんですが(º﹃º )

※「何を言っているのかわからねーと思うが
    おれも何をされたのかわからなかった」 でググっていただければと。

現状が自分にとってあまり好ましくないものだとしたら、今の方法を変える必要が
あるのかもしれませんし、それが常識だから、みんながそうしているからという
理由でやりたくないことをしているのかもしれません。
(じゃあ何でもかんでも好きなことをすればいいかというとそれもちょっと違うと思う
ので、このことについてはまた改めて書きたいと思っています)

まずは自分とは誰か、という問いからすべてが始まっていくんだと思います(⋈・◡・)

余談ですが『鋼の錬金術師』は一人の少年のスピリチュアルな旅路を現している
凄い話で、今思えば恐ろしく本質的でわかりやすいヒントになる本でした。
読んだことのない方はぜひ!