日本の神さまにお願いを聞いてもらうには | 小笠原まさやオフィシャルブログ「ヒーリングと占い・金魚堂」Powered by Ameba

日本の神さまにお願いを聞いてもらうには

  神社がちょっとしたブームになって久しいですが、ご利益を感じられない
人もいらっしゃると思います。もちろん今まで散々言われてきているように、
自分でできるところまでやってお願いするという形は必要なんでしょうが...

 ただ最近「ホントにそれだけなのかな?」とも思っています。

 そもそも日本の神さまはキリストや仏陀とは違って、最初から神さまとして
存在していたんじゃないかと思います。人間だった時代はないという意味で。
例えば天照大神が人間だった時代、大国主命が人間だった時代というのは
想像しづらいですよね。古事記などを読んでも、そもそも日本という場所を
作ったのが神々なわけで、人間よりはるか以前から存在しているわけです。

 性格もそれぞれだし喧嘩もするし、日本の神々には人間臭さがあります。
でもその一方で「燃え盛る火の中で子供を生む」「海の水を溢れさせる」など
やっぱり神さま!という力も持っています。

 それに加えて日本の神の特徴としては、善き人で悟りとかっていう方向が
まったく見当たらない自由さにあると思います(余談ですが、神道にはそれを
信じる人々が守るべき教義も開祖も存在しないという点で宗教とは違うと
思いますし、日本人が八百万の神を無意識に信じているのはキリスト教圏・
イスラム教圏などと成り立ちそのものが異なるんじゃないかと考えています)

 とっ散らかりましたがまとめると、

 日本の神さまには性格がある。
 日本の神様には好き嫌いもある。
 日本の神さまには得意分野がある。
 日本の神さまには機嫌のいいときと悪いときがある。
 日本の神さまは基本的に大らかでざっくりとしている。

 ...ということは...

 願いごとを叶えるお手伝いをしてもらう上で一番大切なのは、実はただ単に
「自分を気に入ってくれる神さまに得意分野のお願いをする」ということなのでは
ないかというのが私の推論です。

 自分を気に入ってくれている神さまを知るには、例えばその神社に行くといつも
気分がよくなるとかおみくじがいつも大吉だとかもそうだと思いますし、テレビを
つけたらその神社を立て続けに見る、なんていうのもわかりやすいですよね。

 私の友達は前に住んでいた家の近所にある神社が好きで休日によくお散歩を
しに行っていたんですが、後になってそこはお父さんとお母さんが結婚式をした
神社で、彼女のお宮参りもそこだったことがわかって驚いたことがありました。
赤ちゃんの頃から知ってる子にはやっぱり優しいんだ!って話してたんですが、
氏神さまが大切だっていうのも同じ理由なんじゃないかと。
私も娘が2歳から仲良くしている友達はやっぱりかわいいですもんね(*´◡`*)

 神さまの性格と自分の性格が合うかというのもあると思います。
私は男っぽくて(むしろおっさん)凝り性の飽き性なので、こう言うと怒られるかも
しれませんが天照大神が大好きですし合っているつもりでいます。
それと変に真面目に何かを突き詰めるタイプなので、それは伏見の神さまたちと
相性がいいんじゃないかと。大元が農耕の神ですからね。

 そんな感じでざっくりしているので、逆に繊細で女性的な神さまとのご縁は
あまり強くないなとそれ系の神社に行くたびに感じています。きれいな場所だなと
思っても、特に自分への影響やブレイクスルーが起きないんですよね。

 神さまの得意分野っていうのはそれぞれのウィキとかに書いてありますよね。
ご機嫌なときというのはお祭りなどのときだったりしそうですが、何回もそこを
訪れていくとわりといつでも大丈夫になっていくような気がします。
知り合いになって仲良くなって...っていう人間同士のプロセスと同じで、こっちが
好き!仲良くしたい!っていう態度だったら相手もそうなると思うんですよね。

 もちろん厳かな気持ち、神を敬う気持ちも常に持っていますが、もともと神道の
概念でいけば私たち一人一人が神の意識を持って生まれたわけですから、
主従関係ではなく対等でありながら敬意を持つことが大事なんだと思います。

 四六時中どこかの神社に行っている中でまた変わっていくかもしれませんが
今のところ私が実践しているのはこんな感じでした(⋈・◡・)