美味しいみかん教えて!

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↑スペインのコルドバの街路樹に実っていたオレンジ。見た目はかわいいけれど、おいしくないのだそうです。

 

 

昭和40年代まで、リンゴ箱やミカン箱と呼ばれる、木製の箱がありました。冬になると暖かい地方から届くみかん、寒い地方から届くリンゴ、どちらも木箱に入っていました。カンナくずみたいな細い木のパッキングが入っていました。おがくずも使われていたかも。仕事の都合で山形に行っていた親戚がいて、りんご(当時はスターキング)や洋ナシが届いて、うれしかったです。みかんの木箱は、翌年、土を入れてお花の苗床に使ったりしました。リンゴ箱は工夫すれば、家具としても使えました。

 

今は流通システムも進歩して、運ぶ人の負担が少ない段ボールで、りんごもみかんも届きます。品種改良も進んだので、いろいろ新しい品種のものが登場します。みかんで好きなのは和歌山県のゆら早生と香川県の小原紅早生。どちらも早生。私は早生ミカンがすきです。

 

1970年代にはみかんの「豊作貧乏」なんていう出来事もありました。みかんがたくさん採れた、いえ、農家さんからみれば穫れすぎて、価格の暴落を防ぐため、産地ではせっかくとれたみかんも小さいものは畑に廃棄したりされました。もったいないけれど。ミカン農家さんたちは、その後、農地にキウィを植えたり、温州ミカンでないネーブルや不知火ものを育て始めたりしました。今は八百屋さんには各種果物が並びます。子どもの頃は見たことがなかったキウィやマンゴー、ドラゴンフルーツも。こたつにみかんの幸せな時間は昭和のものですね。

 

 

 

 

 

 

↑目下収穫の真っ盛りと思われます。小原紅早生。