そこまで惜しみなく曝け出すなんて羨ましくもあり、

みっともないですよ。


君はそこから動き出すことが許されない。

だからの主張なのですか?


私はこの足でどこへでも行ける。

そして、そんなにも鮮やかに赤を噴出させたら死ぬんだ。

君はどこまでも鮮やかになることはできる。

そして、そこから動き出したら死ぬのでしょうね


間逆のアナタ。


皮膚に隠された私の管なんか、繋げりゃ10万キロだぜ。

ちょっと薄皮をつつけば、それこそ鮮烈に赤いんだから。

そう自慢したところで、やっぱり動じない。


「せわしないなあ」。と、

動かずそのままの場所で君は、

風に揺れる。私を嗤う。



足元のねずみ色が、あまりにも靴音を反響させるから。

確認するように、ただ歩く。
土や緑ならもっと吸収してくれるのに。

足し算で、音を増やしてもくれるのに。


ねずみ色に目が眩む、

眩んでやっと、ついてくる影に気付いた。

見上げれば、青い空。

吸い込まれるように手を差し伸ばして何が悪い?



やんだ靴音。降り注いでくる空の音。