入院5日目、術後2日目。



痛み止めをやめたから、眠れなかったけど吐き気のない朝を迎える。



看護師さんが、



朝1発目の痛み止めの点滴、やっちゃいます?



と、明るく提案してくれた。



それ、夜に欲しかったよね笑い泣き



そして、どうやらこの痛み止めで痛みを抑えて、私を歩かせたい模様。



なぜなら、



ガスが出ないから。

(おなら)



お腹の音を聞く限りでは、昨日出る予定だったのに出ない。

(看護師さん談)



ガスさえ出れば、水が飲める!ご飯が食べられる!



痛み止めが飲める!(切実)



でも出る気配は全くない。



昨日からずっとガスのことを考えてる…。



あぁ…!ガスよ!どうしてあなたは出てくれないの!?



しかも、今朝、看護師さんがお腹の音を聞いたところ、



なんとなくゴロゴロいってるけど、昨日よりも静か。


張った感じも全くない。



あれ??って顔してる看護師さん。



このままガスが出なかったらどうなりますか?

退院までずっとご飯が食べられないんですか?

(切実)



勇気を出して聞いてみたところ、



そんなことないですよ!(ニッコリ笑顔)

レントゲンでガスを確認して、大丈夫そうだったら食事が出ますから安心してください!



たかだかオナラごときでレントゲン。



おおごとやんゲロー



看護師さん達は忙しくて大変なのに、きんぎょがガス出せないってだけで、さらに仕事を増やすことだけは避けたい!



ガス様!何卒降臨してください!!



願いが叶ったのか、数時間後には出て、無事に流動食がスタート!





ドロドロお粥、ヨーグルト、牛乳、ミカンジュース…。



流動食っていうか、飲み物っていうか、冷たいっていうか…真顔



東大病院のセンスを疑う…。



しかもね、東大病院のご飯、 



温かいものは、まあまあ温かく、

(これは嬉しい)


冷たいものは容器までキンキンに冷やして提供してくれるんです…。

(東大病院の優しさっていったい)



おかゆ以外全部冷たいよ…。



さぁ!今日は歩くよ!



自分が入院している6階病棟をグルグル歩くんだけど、



それはまさに



回遊魚のようニヤニヤ



点滴台を転がしつつ歩くんだけど、



点滴台だけでなく、血やら何やらいろいろなものを身につけて、常に数人が歩いてる。

(シュールな図)





スカイツリーを見ながらひたすら歩く。



歩けるようになってルンルンで部屋に戻り休憩をしていると、難しい顔した医者が来る。



医者:きんぎょさん、お臍から出血してるって聞いたんですけど、いつからですか?


魚:いつから…(いつだっけ)。えっと昨日…かな…??


医者:それを看護師に報告しました??


魚:は、はい…看護師さんが出血を見つけてくれて…


医者:では、それをちゃんと報告して、誰か医師が診察しに来ましたか??


魚:(報告したかどうかは知らんがな:きんぎょ心のボイス)

えっと…お医者さんは来てないです…


医者:そうですか…(深刻な顔)



私的には、私の一言一言でもしかしたら看護師さんが叱られるかもとドキドキしながらの事情聴取。



黙秘権を使いたい…。弁護士を呼んで欲しい…。



あとでまた来ると言い残し、刑事じゃなくて、医者去る。



次は違う医者がやってきて、お臍のガーゼ外してみますね♡と言い、ガーゼ外した瞬間、

(若い女医さん♡)



臍から血が噴き出る滝汗滝汗滝汗



医者:あらー。かなり出ましたねー。血液がサラサラになる薬とか飲んでます?


魚:いえ…飲んでないです…滝汗


医者:うーん。困ったなー。ガーゼ丸めてテープで抑えるんで、それで止血してください(力技)。

午後からも歩いてくださいね!


魚:はい…


医者:じゃあ、あとは看護師を呼んでくださいね



血まみれのきんぎょとシーツと布団。

(しかもこの日、つい先程シーツと布団を替えてくれたばかり)



え?先生が看護師さん呼んでくれないの?滝汗



仕方ないからナースコール。



魚:あの…お臍から血が噴き出して、シーツとお布団が血まみれなんですが…



看護師:え…?(ちょっと怒り気味)。あとで伺いますね…。


魚:パジャマも血まみれなんですが…

(パジャマは病院のをレンタルしてました)


看護師:…分かりました…伺います…  


看護師さんが部屋に来た瞬間、


何をしたんですか?真顔

(怒りを抑えて、少し呆れ気味)


違うんです!!違うんです!!



魚:せ、先生がお臍のガーゼを外したら血が噴き出しちゃって、看護師さんを呼んでくださいって…えーん

(秒で先生を売る)



あ〜、なるほど〜(仕方ない…)みたいな空気が広がる。


魚:す、すみません…(空気に耐えられず謝る)


看護師:謝らないで下さいー!きんぎょさんが悪いわけじゃないんですから♡

(疑惑が晴れたら優しくなった)



で、血まみれから綺麗になったことだし歩こうと思いつつ、ふと兄(医者)にお臍から出血したことを伝えたら、


兄:その圧迫してるところを見せろ!


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兄:圧迫が甘い!先生優しすぎる!そのままうつ伏せ寝で圧迫しろ!




兄:ちっ。じゃあ座って上から枕を置いて圧迫止血しろ!


魚:今から歩こうと思うんだが…


兄:は?馬鹿なの??出血中に歩いていいわけないだろ?


魚:だって先生が歩けって…


兄:止血出来るまで禁止!今日は大人しくしておけ!


てなわけで、静かにベッドの上で枕で傷を押さえつつ止血するきんぎょ。


しばらくして、事情聴取した医者がやってくる。


医者:何やってるんですか??


魚:あの…兄が医者なんですけど…枕で圧迫して止血しろって…(しどろもどろ…)


医者:なるほど〜!!ちょっと傷を見せてくださいね。ほんとだ!すごい!止まってる!ありがとうございます!


魚:…(なんだこのやりとり…)


なんかこの日は、いろいろ大変で疲れる1日でした…チーン






薬袋に、飲んだ時間と日付を書かなきゃなんだけど、違うものの方が圧倒的に多い件。





きんぎょ