クリスピークリーム | LA Maniac Diary

クリスピークリーム

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相変わらず、凄いですね、日本は。新しいお店ができると3時間以上も
待ってそのドーナツを手に入れようとする気合いが。とにかく、新しい
何かが出てくると、話題に乗り遅れない様にしなければという感覚は。
それが自分の中にある分野とは全く関係なくても。
        
        アメリカでも確かに僕が来た頃から既にクリスピークリームは
        存在していました。
        もちろん食べた事もあります。まあー、普通においしいなと感じました。

        
        ただ、なぜにおいしいかと感じたかというと正直、スーパーや、普通のドーナツ
        ショップで売っている物は大味すぎて1つ食べただけでもうお腹一杯という状況
        に陥ります。
        本当にドナーツの味を楽しむというよりはとりあえず、糖分が足りないから
        補おうという形で食べている傾向が強くなります。
      
        そんな中、あの小さくかわいいドーナツを食べると多分、日本で食べるよりも
        何倍も何十倍もおいしく繊細な味に感動するというわけです。

        アメリカ人の方、そんな小さいので大丈夫?と思われる方もいらっしゃると
        思いますが 買う数が半端じゃない。平気で20個から40個買っていく。
        パーティーを する人もいると思うのだが全員がパーティーだとは思えない。
        僕も始めは2、3個買おうと思ったのだがなんかいけない様な気がして
        10個買ったのを覚えている。
        (それ以来行っていない。他にもおいしいドーナツショップがあるから)
       
        アメリカでも、普通のドーナツショップよりも売り上げは段違いに
        いいと思います。
        味もそうなんですがパフォーマンスも1つの宣伝効果となっていて、
        並んでいる間(日本と違い15分位。そこまで、我慢強く待つ人は正直
        あまりいない。初めてこっちで驚いたのはStar Wars2とSpider Manが
        公開された時。その時以外、人がこぞって並んでいるという印象を
        受けた事がない) お店の中が窓ガラス張りになっていて、ドーナツが
        ベルトコンベアで運ばれてきて出来上がるまでの過程を見せてくれる。
        これは結構、面白い。子供から大人まで自分の順番が来るまで時間を
        長く感じさせない。
 

        日本のクリスピークリームには足を運んだ事がないのだが多分
        このパフォーマンスは同じだと思う。それにしてもさすがに1時間も
        間がもたないのは間違いなし。

       いい意味で好奇心が強くなんでもチャレンジしようとする大和魂
       みたいなものが感じられる部分と悪い意味でアホみたいにとにかく
       新しい物に食らいつく。話題に乗り遅れて皆が知っている事を
       知らないと同じ空間に居ながら自分の存在感をアピール出来ない。
       ”できるだけ早く追いつかないと。最近、息切れ激しいのに。”

       4年半ぶりに日本に帰った時正直、背筋が凍った。
       飯がうますぎる。
     
       どこで何を食べようが普通にお金を払おうという気持ちにさせてくれる。
       食に対する異常な位な繊細さは素晴らしい。
       (都内での話なので正直、地方に行ったらどれだけうまいのか。
        多分、倒れるだろう。)
       それ位にもう2度と食べたくないという様なお店がLAには多すぎる。
       それなりに高い料金を払えば美味しい所はあるが、いわゆる一般的な値段で
       おいしく食べられる場所は確実に情報が無いと探すのが困難である。
       (アメリカ全土だと思われる。) 




    

   
       色々な国に行った人などの話を統合しても日本は世界一うまい飯が食える国だと
       言っても過言ではないだろう。
 
       私自身どうしてもロスでしか出来ない事に挑戦しているためアメリカで
       生活をしているが日本に居たら間違いなく日本食文化に鋭く挑戦していると
       思われる。
    
       ”日本食文化は飽きる程食べ尽くし、創造意識の改革”という事などで確固たる
       目的を持っているのであれば何時間も待つような行列のできる場所でも
       どんどん試して頂きたい。

       ただ流行を追いかけるだけの暇つぶしなのであれば、正直もうちょっと
       自分の目の前にある大切な物に目を向けて欲しい。
       僕からすると餓鬼のようにしか見えない。
       そんなに焦って買わなければいけないのだろうか?
   
   

       自分の好みさえも解らず雑誌に載っている食べ物だけを追い続ける人。
       自分がおいしい、大好きという物さえも、ださいと思われるかもしれないと思い、
       はっきりと言えない人。
   
       言いたい事は、自分のスタイルがありながらも周りの目が気になり、
       他の人とはちょっと違う自分だと思われ、一人、浮いてしまうのを恐れ
       自己主張する事さえ躊躇してしまう。

       何時間も並んでいる人達がそこまでドーナツが好きで好きでたまらない
       集団なのであろうか?
       何もクリスピークリームのドーナツを食べるなと言っている訳でもない。
       もうちょっと、時期が過ぎてからゆっくりとお店の席に座ってコーヒーを
       飲みながら新宿の街に沈んでいく夕日でも見ながらドーナツを味わうという
       気持ちはないのだろうか?
       空気感というものを楽しんでほしい。

  
       かっこいいレストランや、おしゃれなバーに行きたいと言っている割には
       矛盾だらけである。
       味ももちろんながら、空間も楽しむ事を目的に行っているはずなのに。


       ゆっくり、みそ汁でもすすりながら、日本の秩序と礼儀作法というものを
       見直して欲しい。
       当たり前の様にある、かけがえのない伝統あるものを失わない様に。