『ふっ、けん。俺はお前が縮れ毛の男であっても信用しない。それくらいおれにはわかる』
『そうか』
けんは微笑すると ぶるーすたうんに向かった。
・・・ぶるーすたうん・・・
『ここがユダの店か・・・・ずいぶんさびれておるな・・・』
『けん、ここは俺にまかせろ』
『わかった。ここはれい、おまえに任せる』
『なあ、ここの店長ってユダか?』
れいは目の前の店員に聞いた。
『・・・そうです。あなたは?』
『俺はれい。昔の友達だ』
背後から声がした。
『ひさしぶりだな!れいっ!』
ユダが現れた。彼はギターも持って歌い始めた。
『れい!お前は 中京TVの土曜夜10時にやってる小さな番組をみたことがあるか?』
『あるっ!』
『ならば俺の歌を聴く必要があるっ!・・・♪ ユダのぶるーす、ユダのぶるーす。聞いてくれへん・・・』
『・・・』
『毎晩のオカズのことなんやけどぉ、けんしろうの筋肉美の写真でかくのかぁ~ それともれいの端麗な水鳥拳でぬくのかはぁ・・・・』
『いわせねーよぉっ!自由ではないっ!くらえ ナント言おうが水鳥拳!』
『うげぇ!最期におれの股間も・・・・お・ね・が・いっ! ♪ 』
『ナント究極乱舞!すぱっ!』
『おお、最期にお前の手でイキタカッタ・・・・。最期はお前の胸で・・・もみもみ』
『どこまでも哀しい男よ・・・』
けんはれいの戦いを一部始終見ていた。
『れい、おまえはこれから松阪へいくのか・・・』
『ああ、店の立て直しにな。おまえと出会って・・・こんな時代でも生きていてよかったと思う』
『松阪で達者でな』
『お互い、骨がおれるな』
こうして れいは松阪へ向かった。 つづく