スリッパが片方消えました。みるです。



なんだか、ここの所嫌な事が続いてやさぐれておりましたが、人生悪い事ばかりではありませんね。



ブログの友達(友達って言っちゃっていい!?ドキドキ…)が、御懐妊致しました!



嬉しい事この上ないです♪



きっと彼女ならいい母親になれるであろう事は間違ないので、不安等は持たずに楽しんで妊婦ライフを送って頂きたいモノです。



幸せを分けて貰い、ニヤニヤしていたら、ふと自分の妊娠中を思い出しました。



ツワリにやられたり、色々ありましたが、その中で印象に残っている事を一つ…



あれは妊娠8ヶ月位でした。


その時期、色々と忙しく、電車で頻繁に埼玉から都内に通っておりました。(仕事ではない)



いつもは混雑する時間帯は避け、空いている電車に乗っていたのですが、ある日に限りラッシュに近い混合った時間帯に乗らなくてはなりませんでした。



時間も遅く、車内には疲れ切ったサラリーマンでごった返していました。



お腹もかなり目立つ時期だったのですが、皆さん疲労からか優先席ですら座席を譲ってくれる方はおらず『まぁ、こんな時間に乗った私が悪いよなぁ』と思いながら立っておりました。



ふと気付けば、斜め前に座っている人がこちらをチラチラと見ているではありませんか。



見た目がいかにも『ザ・チンピラ』といった風貌の男性でした。



-目を合わせたらいけない!!-



動物としての本能が、私にそう警告しました。



場所を移動しようかとも思いましたが、混雑している車内ではそれも不可能です。



いっそ降りてしまおうかと思った瞬間…



その男性が突然立ち上がりました!


私の方を睨んで。



-妊婦は混雑する時間帯に電車に乗るな!-



最近読んだ雑誌の投書が頭を過ぎります。



私、絶対怒鳴られる!



ビビりきっていた瞬間、男性が口を開きました。



「あの…ここ…どうぞ」



男性は自分の席を私に譲ると、サッと吊り革につかまりました。



-紳士だ!-



深々とお礼をし、私はありがたくその席に座らせて戴きました。



この時私は実感致しました。


人間は見た目では判断出来ない…と!



見た目はチンピラでしたが、中身はジェントルマンなあの男性に、私は今でも感謝しております。