気になって浅く眠っては小刻みに目覚めた夜…



仕事も上の空で、てんで使い物にならなかった午前中



準決勝のレポや評判を読んでいたので、何となく嫌な予感はしていたけれど…



でも『まさか』が起こるかもしれないと、淡い淡い希望にしがみついていないと、本当に駄目になりそうだった。



昼休み、すぐさまM―1サイトにアクセスした。



画面をスクロールさせるのが、怖くて仕方なかった。



正直、2回戦3回戦の発表の時は『早く見たい』気持ちが大きくて、どんどんスクロール出来たのに。



恐る恐る下げた画面の中に、麒麟の名はなかった。



覚悟はしていたはずなのに、ショックは大きかった。



残酷にも、それを知った数分後に麒麟がいいともに出ていた。



出演するのは知っていたのだが、彼等の顔を直視できなかった。



彼等がスタジオで頑張って盛り上げているの声が聞こえてくるが、彼等が笑っていればいるほど、今の心中を想像してしまい、泣きそうになってしまった。



まだ敗者復活があると、希望を持ち続ける人もいるだろう。



ファンならそういう姿勢であるべきなのかもしれない。



でも、今年1番力を注ぎ、何度も納得いくまで練り続けたあの勝負ネタを、全力で披露して駄目だったのならば、2度目の敗者復活は有り得ないかもしれないと思っている私がいる。



勿論頑張っては欲しいが、何だか『大丈夫かもしれない』という仄かな予感すら感じる事が出来ないのだ。



自分の面白いと思う者(ネタ)が認められないのは歯痒いし、悔しい。



それでも彼等はまだ希望を捨てず戦うというのであれば、私は見届けたいと思う。



でも、少しだけ力を抜いて、リラックスして挑んで貰いたい。



そんな彼等が1番魅力的で面白いのだから…