えー、わたしの拙い創作物を読んでくださっている皆さまにはいつも深い感謝と、グダグダな更新スケジュールでご期待に沿えていないことに申し訳なく思っている次第なのですが。
そんなわたしですが、今回はいつにもましてものすごく御免なさいな気分です。ホント、地面にめり込むほど深々と頭を下げてしまいたいのですが、実は今回、
「Double Imagination」を改題させていただくことにしました。
理由は幾つかあるのですが、最大のものはこのタイトルを使うためだけに挿入したエピソードが、作品の中で浮いてしまうからなのです。
あと「そろそろ自分でタイトルをつけることを覚えなきゃなー」という、およそ物書きらしからぬことを思ったからでもありますが。
代わりにつけたタイトルは「 熾 火 (おきび) 」です。
実はこれ、作中のあるシーンのキーワードなので書き出すときにこれにしようと思っていたのですが、調べてみたところ、東直己氏の本に同名のタイトルのものがあるという事実が発覚しまして、それで急遽変更して「Double Imagination」(ニュアンスとしては「相反する二つの想い」)にしたわけです。
しかし、他にこの物語のタイトルになり得る語句が見つからず、上か下に別の言葉をくっつけてみてもどうもしっくりこない。「熾き」と送る場合もあるので「熾き火」にしようかとも思いましたが、熟語の中にひらがなを入れるのはおかしいし、バランスも悪いし……。
まあ、この言葉自体は普通に使われてる言葉なので、東氏のオリジナルってわけでもないし、こっちは商業作品ではないのでいいかなーと勝手な解釈をすることにしました。
ちなみに各連載回のタイトルと関連記事のタイトルは変更してますが、手が回らないのとアメブロはコメントの編集ができない関係で、それ以外のところは旧題のままになってます。なので、しばらくはおかしな事になるかと思いますが、そこはご容赦ください。
ちなみに熾火とは、
(1)火勢が盛んで赤く熱した炭火。おこし火。
(2)薪が燃えたあとの赤くなったもの。
という意味なんですが、どっちであるかは物語の展開をお楽しみに。(笑)
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