踊る大捜査線
フジテレビ系で1997年から放送された織田裕二主演の刑事ドラマ。
じわじわと人気が上がっていってシリーズ化し、映画化もされた。

ドラマの物語もさることながら、使われている楽曲(サウンド・トラック)も良かった。

サウンド・トラックは1997年2月26日発売。
RHYTHM AND POLICE ORIGINAL SOUND TRACK F.F.S.S.」

1.The Intro
2.Rhythm And Police

3.C.X.
4.Ding Dong
5.Life
6.Love Somebody(Jungle Version)
7.G-Groove
8.Moon Light

9.Search Out
10.Storker
11.Red
12.OTOBOKE
13.Give Me A Baby
14.Love Somebody(Sweet Love Version)
15.The Outro

ドラマもサントラも好きでした。
でもね。これ、後から土(というかケチ)がついてしまいます。
問題になったのはサントラの方、
主題歌6、14(作曲:GARDEN)以外は、作曲、編曲は全て松本晃彦とクレジットされています。
しかし、
2.Rhythm And Police に似てる、というかそっくりそのままの曲の存在が発見されます。
その曲とは、
エル・カスカベル」(El Cascabel) 作曲:ロレンソ・バルセラータ(メキシコの作曲家)

惑星探査機「ヴォイジャー」に積まれたゴールデンレコードにも収録されている曲だという。
ゴールデンレコードとは、世界中の音を集めたレコードで、もし地球外知的生命体がヴォイジャーを見つけたら「地球人はこんな生物ですよ。地球とはこういうところですよ」とアピールできる物をヴォイジャに搭載したものの中の一つです。
ロレンソ・バルセラータ(1889年生まれ~1943年死去)の死後50年経過しているため、日本での著作権は消滅している。
(とはいえ、メキシコでの著作権は死後100年らしい。そのへんはどうなるんだろう?)
作曲者の著作権が消滅しているからと言って、堂々と自分の名前をクレジットに載せるのってどうなんですかね?
(だったら、ベートーベンとかの曲を自分が作曲したって言えば、自分に著作権が数十年出来上がるんですかね?)
最初は認めていなかったらしいですが、今では「エル・カスカベル」が原曲だと認めているらしい。

そして、もう一曲

8.Moon Light
この曲は、1995年1月に発売(ヒットしたのは翌年)された「チルドレン」ロバート・マイルズ

にそっくりである。
といっても、この「チルドレン」
ロシアのミュージシャン、イーゴリ・イワノヴィッチ(ガリク)・スカチョフの曲
Напои меня водой」(Napoi menia vodoi - Quench my thirdst)

のメロディーそっくりである。
「チルドレン」よりも先に作られていたらしく、スカチョフはロバート・マイルズがメロディーを使用することに同意しているらしい。

(何らかの交渉が行われて同意した。ってことなんでしょうな)

まあ、偶然の一致というのもあるんだろうから、部外者がごちゃごちゃ言いたくない気持ちもあるんだけど・・・さ。
盗んだもので金儲けしちゃだめだよね。