「待ってってばぁ~~!」
ケイちゃんは、聞こえてないかのようにどんどん闇の中に消えていく
「ねぇ~~~!待ってよぉぉぉ!!!」
みんなは、もうお気づきかもしれないが、コウタは、50mを8,2秒という奇跡的なタイムを持った鈍足野郎なのだ
コウタは、その世にも恐ろしい鈍足でやっとケイタに追いついた
「おっせぇなぁ!コウタは!ハッハッハ」
と豪快な笑い声をたててコウタを馬鹿にする
「ハァハァ・・・ケイちゃんが速いんだよ!」
「まぁまぁ、いいからハイこれ」
「ん?何これ?」
「お前は、運動神経が悪いだけじゃなくて、頭も悪いのか?どう見たってライトだろ」
ケイちゃんは、容赦なく僕に毒舌を吐いてくる
「そんなこと言われたってぇ・・・・」
と、落ち込んでたもののふと思い出した
僕は、ケイちゃんの弱みを握っているのだ
「ケイちゃんのほうが頭わるいじゃん!」
コウタは、「よし!やった!」と思ったが・・・・
「・・・」
「・・・」
「・・・」
「?」
トタトタトタ・・・・・・・・
「!?!?」
ケイちゃんは、いじけたのか無言で小さいライトで照らしながら闇の中へ向かっていく
「え?何?もしかしていじけた?」
「・・・」
急にトンネルの中が真っ暗になった
「ちょっとちょっとちょっと」
コウタは、急いで闇の中へと向かう
「どこぉ?ケイち~~~ん?」
闇の中なので当然ケイちゃんは、見つからない
「あ!そうだ!ライトがあったじゃ~ん」
「カチッ」
スイッチを入れたものの前に人影らしきものはない
「あれ?もしかしてもう行っちゃったかなぁ!?」
「カチッ」
背後で何か音がした
「うひゃっ」
あまりに急に起きたので声が裏返ってしまった
そんな事よりこれってもしかして
「幽霊!?」
と叫んで振りかってみると
「・・・」
そこには世にも恐ろしい生きてるものとは思えない蒼白の顔が・・・
「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
あまりの恐ろしさにコウタは腰が引けてしまった
「ふっ」
「はっはっは!俺だよ俺!ケイタだよ!」
「・・・」
「け・・けけ・・・・ケイちゃん?」
コウタは理解するのに時間がかかった
「はっはっは!マジうけるんだけどコウタの反応」
「最低!ケイちゃん!最悪!」
コウタは、本気で暴言を吐いた
「ごめん!ごめん!」
「やだ!」
「まぁまぁ!ほら光が見えてきたぞ!」
と、ケイちゃんが行ったので前を見てみると
「ほんとだ!よし!」
コウタは、あることを思いついた
「あ!ケイちゃんの後ろに幽霊がいる!!!」
「え!え!ウソ!」
とケイちゃんは、驚きながら後ろを振り向いた
「うっそぉ~~~!」
とコウタは、ケイちゃんが振り向いてるうちに光に向かい走っていった
「コウタァァァァ!!!」
「へっへぇ~~~~~!」
と馬鹿にしながらお尻を叩いてまた走り出す
「待てぇぇぇぇぇぇ!」
とケイちゃんは俊足なのでもうすぐ後ろまできてる
「つかまえたっ!」
コウタは、襟元をケイちゃんにつかまれてしまった
「くそぉぉぉぉぉ!やっぱケイちゃんは、足が速いや!」
「はっはっは!コウタなんぞに負けるもんか!」
「あっ!」
「ん?どうした?」
「出口だ・・・・・」
「えっ!?出口?」
二人を闇を切り裂くような月光が照らし出した
---著者より---
なんか、今回やたら長くてすいませんでした!w
あと!宣言してからかなり時間もたっちゃってて・・・・
ほんとすいませんでした!m(_ _ )m
あとぉ ケイちゃんっているでしょ?
あれ実は僕がモチーフです!!!w
以上!感想求ム w