昨日はJAMです。
一昨夜から朝にかけて、台風の先っちょの雲による結構な雨は降りましたが、台風本体が逸れたため、日中は晴れましたのでトレイルに赴きました。
その前に。
近所のサ○ドラッグで買って来ました。
右手。
左手。
ヘルメットに着けた一昨日のものと合わせて3つ装着です。
昨日もさほど暑くありませんでしたが、雨上がりで湿度が高くムシムシして、小虫も一昨日に負けず劣らず多かったですが、虫除け増設の効果はあったようで、一昨日よりだいぶ羽音を気にせずに済みました。
それでも纏わりついて来るのはいましたが。
昨日は下が雨上がりでスリッピーでした。
リヤ2.60のREKONはそれでも下を気にせずに登れますし下れます。
舗装路の移動区間は飯南より速いです。
私の所有するXC車2台には劣りますが、普通に舗装路も走れます。
飯南のインプレ記事を書いた後でしたので、その辺りを意識して乗りました。
トレイルではサスの動きは別として、やはり登りに関しては飯南との違和感はありません。
下りや平坦での空走時の失速感がないというのも間違いありませんでした。
EPICやBIG.NINE、2台の所有XC車と遜色ない感覚で転がって行きます。
空走時は、フレームに失速傾向の味付けをしていない限りは基本的にはフレームよりタイヤ特性が表れるハズです。現に飯南はトルクをかけ続ければ速度維持は容易であるので、失速傾向の味付けをしているとは考え難いです。
ですから空走で速度維持し難い感じは、REKONとREKON＋の差によるところかと思います。
ここは今度、タイヤの入れ替え等、検証して行きたいところです。
それと、FOXのサスがよく動くのは良いのですが、ROCKSHOXのPIKE/REVELATIONとモナーク＋/モナークの組み合わせと比べると、登りでのロックアウトが必須になります。
REVEALとはサスのみならずフレームも材質を含め違いますし、トラベルやタイヤも違うので単純な比較にはなりませんが、ロックせずにダンシングをかけるとかなりグワングワンします。
リヤが如実でモナークやモナーク＋なら中間位置か、ヘタするとオープンで登ってもさほどストレスはなかったのに対し、DPX２はある程度以上の登りは完全にロックしないと登り辛い感じがします。
フロントは中間位置でもいいかな、という感じ。
それから昨日、2本目の最もハイスピードな下りで一瞬フロントが滑りました。緩やかに右旋回している辺りでした。正直初めての経験です。
これまで他の車体では下がスリッピーでも、こうはなっていません。
タイヤの太さと外径のおかげもあってか、何とか落車には至らずもちこたえましたが、かなりヒヤっとしました。
まだサスのセッティングが出せていないので、2ノッチほどリバウンドを開放しましたが、原因が踏ん張り過ぎか、踏ん張らな過ぎかわからないので様子見です。
今回は、フロントが一瞬ドリフトした感じでしたので、踏ん張り過ぎと判断して速く戻る方向を選択しました。その瞬間タイヤに荷重が載り過ぎていたという判断です。速く戻して荷重を抜く方向で合っているとは思いますが…。
これまで、アンチO島派の筆頭である私としては、FOXに優位性はもはや無いと言って来ましたが、それを証明した感じです。
自動車のように、荷重移動をトラクションやブレーキングのみでしなければならない乗り物なら、F1やWRCなどのように完璧なサスの方が良いのでしょうが、ライダーが車上で動くことで容易に荷重移動してしまう自転車やオートバイでは、サスに求められるものは少し違うのではないかと思います。
特にライダーのペダリングで推進する自転車は、ペダリング時には荷重が細かく移動し続けるので、ペダリング中の動きまで加味した反応が求められる。その点に於いては実走を重視して開発されるROCKSHOXに一日の長があり、だからサスとしての性能はFOXの方が良くても、いざレースシーンとなるとなかなか台頭出来ない。
90年代のF1でリアクティブサスを搭載していない車は勝てなかった状況のようなことに、MTBがならないのはそのためでしょう。
むしろROCKSHOXを使うライダーの方が勝っているような気すらします。
昨日の事例は、FOXは確かにしなやかで路面追従に長けていますが、その分セッティングが合っていないとこうなる、という典型的な反応なのかなと思っています。
いいか悪いかはともかく、ROCKSHOXやマグラでは多少セッティングが甘くても、自転車本来やタイヤの性能を活かして下り切る感じです。サスはリジッドのMTBを乗り易くする機構に過ぎない、と言えばわかり易いでしょうか。
好みの問題と言えばそうですが、ちょっとセンシティブ過ぎるかな？と思っています。例えばリバウンド調整でダイヤルを1ノッチ動かした反応が、他ブランドに比べると明らかにわかるような。
いずれにしても良いパーツではあるのですが、セッティングが出るまではムリは禁物と感じました。
同じ FOXでもSATORIで使っていた頃とか、BIG.NINEやMarlin/Superflyで使ったフォークなどではそこまでセンシティブな感じはしなかったのですが…。またEPICがロックアウトではなくブレインにこだわっているのも、その辺りかもしれません。ブレインはFOX製ですが、この感じは無いので。あ、でも先日ブレインが壊れた際のリヤサスの反応は、今にして思うとDPX2の動きと似ていました。
最近のFOXはそうなのかもしれません。
結論はもう少し使い込んでから出したいと思います。
ブーストの効果ですが、正直これもよくわかりません。同じ車体でフォークを非ブーストからブーストに換えたりするとわかりやすいのですが、最初からブーストですし、いきなりタイヤ太いですし。
非ブーストのフルサスからの乗り換えと言っても、材質からトラベルから何もかも違うので、何とも…。
セッティングによる部分だとは思いますが、初フロントズルっをメイクしてしまいましたので、これもセッティングを詰めた上での宿題としておきます。
なんかネガティブなインプレに読めてしまいそうですね。
全然そんなことはないんですよ。
今回組んだ2台、どちらも気に入ってますが、どちらかと聞かれれば、間違いなくJAMを選びますので。
乗り易いか乗り難いかと聞かれれば、乗り易いのは間違いありません。
もっと乗り込んでみて、思うところがあればまたうPしたいと思っています。