堕天使の唄

堕天使の唄

ヤフブロからの強制転居組です。

Amebaでブログを始めよう!

今日、子どもと一緒に観て来ました。

新海誠監督最新作


すずめの戸締まり


序盤から


エンディングまで


まるで


主題歌の詞


そのままに


なんでか


自分でも


わからないけれど


何度も


込み上げる


涙と


何度も


圧し殺した


嗚咽や


号泣が


心を


埋めていました。



近日中に二度観確定です。


なんか雨ばっかですね。


先日は久しぶりにCruXを引っ張り出しましたのでその勢いで、先週は未だ未達である

BADBOY BLACK INC.


でのトレイルライドを敢行しようと思ったのですが…

色々と

グチャグチャ

だったので一旦断念し、今週は雨だったこともあり、トレイルインの前に整備することにしました。


まず変速がグチャグチャ。

昨年やった時は大丈夫だったと思うのですが…。


ウルトラローから4枚目、シフトアップする時は問題ありませんが、トップから落として行った時に落ち難い。

なのでシフターのアジャスターを巻いてワイヤーテンションを上げる訳ですが、すると今度はウルトラローから2枚目にシフトアップし難いという現象が出ます。

安い完成車なんかについてるポンチャンコンポだとあるあるな現象ですね。

既に手放してしまっているので確認のしようがありませんが、SRAM純正の

激オモ(公称615g)

なPG-1230だった時はものすごくキレイに変速してましたし、現在のSUNSHINEのコグに替えても問題はなかったハズなんですが…。

ここでも誉めてたくらいですし。


まあ時間が経つと事実または記憶が上書きされることはたまにあることなので、それを言っても仕方ありませんから、何かしら手を打ちます。

ワイヤーテンションを抜いて、リヤメカをリセット(ストローク調整ボルトを全部締める)して1からセッティングし直します。

シマノの取説だと、正面または真後ろから見てトップとローのコグの歯と1直線上にガイドプーリーを持って行けとありますが、私のやり方では基本的に駆動状態で現物に合わせて行きます。


SRAMですし。


例えばトップ側、通常は調整ボルトを締め切った状態ではワイヤーテンションをフルリリースしてもトップまで上がりません。

なのでその状態でシフターをカチカチしながらトップに上がるようになるまで調整ボルトを緩めて行きます。

これをやるとギリギリトップに上がるくらいの位置では若干チャラつき(チェーンがトップ下に落ちたがるような動きをしてギチギチ言う症状)が出ます。

このチャラつきが完全に無くなるところまで調整ボルトを緩めればトップ側のセッティングは終了、ロー側も同様にやって行きます。

ロー側を調整している段階で、ある程度ワイヤーテンションが必要になって来ますから、アジャスターを巻いて行くことになり、素直なコンポならトップ側とロー側、それぞれが完了すればあらかたセッティングは終わったも同然。


最近のは変わっているかもしれませんが、シマノコンポなんかはこれで変速時にプーリーとコグの干渉が無ければ使えてしまいます(シマノ嫌いなクセに何故か知っている)

断言しますが、そこらのショップが完成車組む時なんかはほぼ、ここまでしかやりません。


SRAMの場合(本当はシマノでも場合によってはやった方が良い)最後にBボルトをいじり、ローの位置でガイドプーリーとローコグの歯先の間隔(最短距離)を最適にすればOK!なんですが、ものによってはロー側の調整をする段階でコグとプーリーが干渉することもある為、途中でとりあえずある程度Bボルトを捻じ込んでクリアランスを確保する場合もあります。


ちなみにSRAMはかつて、この間隔をロードなどのダブル〜は6mm、EAGLEなどの1×では12mmにしろと言ってこんな治具


をリヤメカに付属させていました。

下の半円にガイドプーリーを合わせ上にうっすら見える歯型にウルトラローがピッタリ合う位置にすれば、誰がやってもベストセッティングが出来るという訳ですね。


尤も、最新のマニュアルではAXSで10-52Tを出したからでしょうか、ロー上にシフトして水平に見てウルトラローとガイドプーリーの歯先が最短で3mm開くようにしろ、となっていました。


とはいえBADBOYのウルトラローは50Tなので、上の治具でセッティングすればOK!なハズだったんですが…症状は変わらず。


色々検証した結果、やはりコグが原因であるという結論に達し、仕方がないので

わかりにくいのでアップにしますが

アップにしてもよくわかりませんね。


要は、SRAMの指定よりも歯先同士を若干、近付けました。

もちろん、変速時にプーリーがコグに干渉しないのは確認しています。


SRAM純正で固めていれば、激オモ1230での実績からも指定位置で良かったと思われますが、615gのコグはイヤだし、今さらXDのフリー&コグに替えるまでのことでもないし、ということで今回はこの手法を採りました。

というか、冷静に考えるとHG用の12速コグでしょ?

もしかしてシマノ用なんじゃ…?


ということで調べてみました。


SRAM PG-1230 11-13-15-17-19-22-25-28-32-36-42-50

SUNSHINE 11-13-15-17-19-21-24-28-32-38-44-50


うん。

歯数が違う。

ちなみにEAGLEのXD用はというと、


SRAM XG-12×× 10-12-14-16-18-21-24-28-32-36-42-50


シマノにはウルトラロー50Tの12速コグは存在しないので、シマノのコピーということは無さそうです。

上5枚はPG-1230、真ん中3枚はXD用、下3枚はオリジナルという感じ?

SRAM EAGLEコグは基本的にロー42Tの11速コグにウルトラロー50T(または52T)を追加したものですからSUNSHINEは44Tがロー上に入っているのが独特です。

またロー上とウルトラローの歯数差が少ないからプーリーを2歯分近付けられたのだな〜と今気付きました。だから干渉しなかったんだ。

と、いうことはあの対処で正解だった訳ですね。

42と44Tの2歯分だと外径的には大した差はありませんが、ご自分でやっている方はご存知のようにシフト調整に於いてはこの数mmに充たないような差でも結構変わります。

元々この歯数構成であることや結果を踏まえれば、プーリーとコグの間隔がEAGLEよりも近付けることを前提とした設計であることも考えられますね。


いずれにしても、私はSRAMが今ほど出回っていなかった頃から「SRAMはBボルト調整がキモ」というのはわかっていましたから、その知識と経験が功を奏したようです。


まさか1年以上経ってから中華コグの解析をするとは思いませんでした。

こうしてセッティングを詰めた結果、記憶していた通り他のEAGLEと同等の変速性能は出ています。


BADBOYに話を戻しまして…

フロントのブレーキ

がチップしてました。

で、これも根を詰めて調整しましたが、ホイールを1周回した際に

こうなる(ローターとパッドの隙間に注目!)ところと

こうなるところが混在します=ローターが振れています。


これは致し方ないところで、マグラはローター厚とパッドクリアランスの関係から特にそうなりやすい気がします。

ブリードし直すと解消することもありますが、しないこともありまして…。

こういう場合、走行時に抵抗にならない、謂わばスイートスポットを見つけることになりますが、それは上手く行きました。

整備台上で前輪が動いたりすると、ローターとパッドが擦れる鳴きが出たりしますが…空転させても微速になるまで抵抗無く回り続けますし、もちろん走って失速することもありませんからこういうもんと思って付き合い続けます。


いずれ、確か180mmのストームSLローターが1枚どこかにあったと思うので、1度替えてみるかもしれませんし、再ブリードしてみるかもしれません。


それと、タイヤがシーラント切れっぽいエア抜け感があったので、より抜け易いフロントを多めに、リヤにも少々、追いシーラントしました。

WTBのグラベルタイヤはロードタイヤ派生の為か、走行感は良いのですが、ロードタイヤに近いエア抜けや定期的なシーラント切れがあります。

今回同時にCruXやドマーネさんら、WTB装着車は追いシーラントしました。

MAXXISのMTBタイヤはその点、かなり優秀なんですよね。


あと左のバーエンドが動いてしまう、という症状も出てました。

これはアルミパーツをカーボンバーに着けていると経年で起こることなので、ファイバーグリップを入れ規程トルクの上限で締めることで解消してます。


タイヤとバーエンドの件は画像はありません。


最後にBADBOYではありませんが、先日のCruXのドロッパーですが…

PNWのPINE

というモデルで、トラベル90mmでした。

実測してませんが公称値490gと超軽量なドロッパーです。

軽くなった上に突出部が短く全長も短いモデルに出来たこと(重さと重心の問題)から、前記事にも書きました通りダンシング等、車体を振っても全然気にならなくなりました。


当時購入したJENSON USAの購入履歴で確認しました。

今、円安なのでガイツーは厳しいですが、1年前はかなり安価に購入出来たんですよね。

今週も行って来ました。


今日のお供は

S-WORKS

CruX

です。

久しぶり。


今日は暑かったのでボトル2本の夏仕様。

私の住む東京中南部は風が強かったのですが、10月なのに熱風でした。

なんかまた変な低気圧とか高気圧とか居たんでしょうか?


ロードウェアにMTB用のヘルメットと長指グローブ、XCシューズで工具を詰めたウエストバッグという出立ち。

CruXでトレイルに入る時は大体そんな感じです。

空気とは裏腹に季節は進んでいます。

たった1週間ですが彼岸花は花期を終えていました。


里山では

稲刈りの準備です。

毎年この季節になると、いつも休憩するこの広場に稲架(はさ)が用意されます。

どんぐりころころどんぶりこ


も、たった1週間で密度が上がってますね。

上の画像にあるベンチに座って休んでいると、ヘルメットに何度も

コン

と落ちて来てました。

CruXでトレイルを走るのは久しぶり。

MTBとは違った一体感があります。

握ったブラケットと両足のビンディングの4点で車体を持って振り回している感じ、とでも言えば良いのでしょうか。

MTBだと軽量なXC車でも重厚な下り系でも、乗せてもらっている感じ、乗り物を制御している感じがするのですが、その点こいつは浮かすにしても押し付けるにしても、ライダー自身がトレイルを駆けずり回っているような感じです。トレランとは違いますが…。

ロードカテゴリーの車体ですから当たり前ですが、軽いロードバイクを振り回しながら走っている感覚に似ています。

今まであまりそう感じたことは無かったのですが、今日は強くそんな感じを受けました。


尤もこれは、グラベルロードとして使っているとはいえベースがレースレベルの軽いシクロ車だからそう感じたのではないかと思っています。

今どきの重厚なグラベルロードだと、MTBに近いか中間的な駆動感になるのでは?

持ってないからわかりませんけど。


そういえば、CruXには書いたつもりで実は書いていなかった変更点がありました。

どれも1年くらい前には既に変わっていたのですが…

まずタイヤ。

既に一目瞭然ですがCruXについて最後にあげた記事でリヤに使っていたRADDLERの

タンサイドのものに前後共かわりました。
上記の乗り味はこれによるところが強いかもしてません。
一見、サイドウォールの色の違いだけに見えますが、乗り味も結構違います。
あ、でもリヤタイヤをRADDLERにする決め手だったグリップ感やトラクションは変わりません。
不安があった耐久性についても今のところ、有意な差は感じられず、ならば軽い方が良いぢゃんということで。
ブラックと比べてタンの方が劣る点があるとすれば、初期のエア漏れが多かったことくらいですかね。個体差かもはしれませんが。
気持ちシーラントを多めに入れてます。
それでも重量差が逆転するほどではありませんからやっぱりタンの方が軽いことは間違いありません。

また以前はフロントを29×2.0のRANGERでドロップド29erを目指すとしていましたが、RANGERでもMTBのようにドッカンドッカン下れた訳ではないので結局、意味はないと気付きまして。
前後これにしたことでグラベルロードに方向性が戻った気がします。
レギュレーションには合いませんが、むしろ元々のシクロ車に近いかもしれません。

ドロッパーも変わりました。

レバーに合わせた訳ではありませんがPNWコンポーネンツになっています。

モデル名は忘れましたが、27.2mm径で100mmトラベルのものです。

換えた理由は…重量です。

やっぱり700g超えのシートポストだと特に車体を振った際に気になることがありまして…。

これにしただけで200gの軽量化です。


ちなみにE-TENにした最大の理由であった、シートバックの問題ですが…

強引ではありますが、0オフセットのヤグラで無理矢理15mmのバックをとっています。

以前も書いた通りフィジークのレールは後ろ目なので厳しいかと思っていましたが、為せば成るもんで我ながら何をこだわっていたのかと思います。

上下で挟むヤグラであったことがポイントです。

本来は上下で挟むタイプでも、下側は面(線)でレールを支えることがセオリーではありますが、オフセットした分、湾曲部まで下支えするヤグラにかかってしまっていますが…問題は出ていないので大丈夫…かな。


ドライブトレインも変わりました。

リヤコグが

10速のまま、サンレースの11-42Tになっています。


サンレースのコグと言うと以前は完成車用のクソコグの代名詞(よくキャノの車体に着いてました)でしたが現在では台湾屈指のコンポメーカーになっていて、シフターやディレーラーなどフルコンポもリリースされています。

下位グレードは相変わらずクソらしいので、ラインナップ的にはSRAMというよりシマノっぽい商品構成ですね。

とはいえサードパーティとしての立ち位置も重視し続けているようでXDやマイクロスプライン対応コグなども出している他、HG9〜12速用のコグも出していて、これはその10速用のトップモデルです。

重さもこのギヤ比で300g台と軽く、変速感も申し分ありません。


昨今はMTBに限らず1×化とリヤワイド化の流れになっていますから、シマノの策略に歯向かいたい(誰が最新コンポなんかに買い替えるものかという)方におススメです。


あと2枚上の画像を見て頂くと、リヤメカの付け根にスペーサーを挟んでいます。

虹橋サイクルオリジナルのマイクロヒーローというブランドのものです。

XXだと42Tに届かない為に入れてみましたが、これだけでなんとかなりました。

シマノはわかりませんがSRAMは引量をシフターだけで変えていますので、このスペーサーを使えばEAGLEにすら旧型のリヤメカで対応出来るかもしれません(このスペーサー、長さが何種類かありより大きなコグでも届くのではないかと思います)。

今思えばBADBOYをEAGLE化した際に、以前使っていたXOのリヤメカを使えたんじゃないかという気がしてます。

XOは既にドナドナしちゃったんでもういいですけど。


それからフロント

かなり入手に苦戦しましたが、Q-RINGSの46Tのアウターにしてあります。インナーは36T、この組み合わせはかなり試行錯誤した結果です。

SRAMがXXで10速ダブルのMTBコンポを設計した際の思想、登り用と下り用2種類のギヤ比を搭載するという考えに則って運用し、基本的には下りではアウターを、登りではインナーを使っていますが乗り味の軽さもあり、いずれはフロント1×化出来るかな?と思っています。

またお金がかかるのと、ロードの油圧ディスクは複合レバーなのとフレームインの構造から、組み替えがカッタるいので二の足を踏んでいますし、まあやらないかな、とも思っていますけどね。


現在のギヤ比もトレイルではかなり使い易く、特に不満はないのも確かです。


そりゃそうだ〜。


ここには書きませんでしたがかなり試行錯誤して、ダブル前提とはいえ色々なギヤ比を試しましたからね〜。

以前から書いてますが舗装路とトレイルでは全然違います。

家の前で試して良いかな?と思ったセッティングでも、トレイルに持ち込んだらなんか違うというのはオフロードあるあるですから。


どうでもいいことですが…

SRAMのMTBコンポについて書いた記事でCruXのドライブトレインを引き合いに出した際、46/36×11-42Tを駆動するには…とか、スペーサーを入れて…とか既にネタバレさせてしまってますね。

載せ替えた記事は書いてませんから明らかなフライングですが…ブログ主たる私だけの問題なので本当にどうでもいいですね。

失礼しました。


クランク周りでは他に、画像は無いもののビンディングペダルがリッチーのものに変わっています。

初めてリッチーを使いましたがクリートキャッチ/リリースのバネ感が良い感じで…

複数入手出来るようでしたら他の車体にも使うかもしれません。


あと


ハンドル&ブラケットがエグい角度になってます。

こうやって見るとやり過ぎ?と思いますが、引きの画像で見ると別におかしくないですし、今日走ってみてもむしろいい感じでしたし。


そういやプロのシクロの選手なんかはこれくらいエグい角度にしてる方も少なくないですね。

実は以前書いたグラベルロード用のハンドルのネタからハンドル換えようかな、と思っていた時期がありまして…。

それでまずは!と思ってやってみた成れの果てなんですよね。

現在はこれで良いと思っています。


そんな訳で、山ネタかと思ったらいつものカスタマイズ披露の記事になってしまいました。


こうして秋の夜長、夜は更けていくのでした。