タクシン元首相巡り対立激化 銃撃などで4人死亡
【バンコク岩佐淳士】タイの首都バンコクで反政府デモを続ける反タクシン元首相派は1日、首相府を占拠しようとして警官隊と衝突した。郊外では前日夜、タクシン派と反タクシン派のデモ隊が衝突し、銃撃などで少なくとも4人が死亡。治安悪化への懸念が強まっている。タクシン氏を巡る対立は、都市層と農村層の反目や王室に絡んだ確執が複雑にこじれ、一度火が付くと沈静化が難しいのが実情だ。

【マスク姿で催涙弾を】反政府デモの様子を写真で

 ◇デモ隊「全省庁制圧」目指す

 デモ隊を率いる野党・民主党のステープ元副首相は「12月1日を勝利の日にする」と宣言。デモ隊を、拠点のバンコク郊外の政府施設「政府センター」から中心部に移動させ、首相府など「全省庁制圧」を目指した。首相府ではバリケード突破を試み、警官隊が催涙ガスや放水で応戦した。デモ隊は近くの首都圏警察本部への突入も図ったほか、内務省など複数の省庁やテレビ局に侵入した。

 一方、バンコク郊外では前日夜、サッカー場で政権擁護の集会を開いていたタクシン派と、反タクシン派の学生グループが衝突。銃撃や爆弾の投げ合いで少なくとも4人が死亡、50人以上が負傷した。インラック首相は平和的解決を訴え、治安部隊による制圧を極力抑えてきたが、衝突を受け国軍兵士を配置。タクシン派は衝突を避けるため撤収したが、反タクシン派は先鋭化し、一触即発の雰囲気もただよい始める。

 ◇反タクシン派、復権狙う?

 反タクシン派によるデモが拡大したのは先月初め。政権与党・タイ貢献党がインラック首相の兄のタクシン氏=汚職罪で海外逃亡中=の帰国につながる恩赦法案成立を目指し、世論の大反発を招いたのがきっかけだった。

 反タクシン派は2011年8月のインラック政権誕生以降、散発的に反政府デモを開いてきたが、いずれも小規模だった。だが、恩赦法案に対する批判は財界や学会、王族系団体など各界に広がった。当初の見通しを覆し、反タクシン派は法案の上院否決に追い込んだ。

 今回のデモ拡大について、反タクシン派の政治学者(52)は「これまで蓄積したタクシン派政権への不満が爆発した」と話す。反タクシン派は法案否決後、デモの目的を「政権打倒」や「タクシン体制根絶」とエスカレートさせている。総選挙で連敗し、活動を先細りさせていた反タクシン派が、恩赦法を巡り拡大した政権批判に乗じ、形勢逆転を狙っているともみられる。

 ◇根深い対立

 「選挙をしても賄賂がはびこるだけ」

 反タクシン派デモ参加者は、選挙で政権交代を実現したタクシン派政権の正統性を否定する。軍や官僚、財閥など旧支配層が支える反タクシン派はバンコクの都市住民が多い。しかし、選挙では大票田の農村部に支持者が多いタクシン派が連勝している。

 反タクシン派は「議会で多数派のタクシン派が、少数意見を無視している」とする一方、タクシン派は「(これまで)少数の既得権益者に不当な抑圧を受けてきた」と考えている。反タクシン派は、首相時代に大胆な政策で既得権益に切り込んだタクシン氏を「王室を頂点とするタイ社会への挑戦者」と見なし、反感を強めている。タクシン氏の「反王室」イメージは根強く、今回も多くの人々をデモに駆り立てている一因だ。

 反タクシン派は先月29日、国軍幹部に「協力」を求める手紙を渡すなど軍の介入に期待しているとみられるが、軍は関与しない姿勢を示している。

昔から 金と権力でおさめたんだから
国民は 金と権力で抑えないと
統率できなかったのかね
一部は おもいどうり もう一部はダメ
で ぶつかる

昔は お金は汚いと教えた日本は良かったのでわ
これがあるから ここまで来たんでは
安全な 国
でも 今は お金 権力 わががまなな 
したいほうだい
昔 アメリカの事件、こんなありえんと思っていかことが

日本で起きてる
これが 現実なんですよ