(NETFLIX) プロジェクトパワー | ゲイが語る映画の感想とクローズドゲイの日常

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映画の感想が主ですが、たまにゲイアプリでの出会い報告もやってます。その時は(ゲイ話題)と書きますので、ゲイに対して理解のない人には、そっとページを閉じてくださいね。

プロジェクト・パワー | شاشة 1

 

ジェイミーフォックス主演のNETFLIX映画「プロジェクトパワー」

 

 

 

その劇薬の効果は5分。人によって与えられる効果は異なり、下手したら死ぬ。 そして、背後に謎の組織。 ニューオーリンズで行われている人体実験に挑戦する覚悟はあるか? みたいな作品です。

 

 

 

火をまとうもの、透明になるもの、無敵になるもの。。。 それぞれの特性を生かして人生を楽しむというよりかは、スーパーアワーを後付けできる薬に酔いしれて、悪さをしようとするものが闊歩しているのが印象的です。 たった5分しか効果が無いので、ブローカーがもうかって仕方がない!

 

 

ただ、冒頭でもふれたように、服用直後に死んでしまう人もいるので、かなりリスキー。 X-MENのような超人にあこがれて(いや、この作品の場合はクリントイーストウッドだけど) スーパーパワーを享受する警官以外は、使い方に苦心しているっぽい。やはりドラッグの取り扱いって注意が必要ですよって喚起しておかないと、現実にある麻薬関連でも「痩せます」みたいなキャッチーな言葉で中毒になってしまう人も多いので、制作陣は結構注意深く描いたんだろうなって印象です。 実際、ブローカーをしている女子高校生は自分は服用しないって決めていますから。

 

 

 

SFっぽく描かれている点で言うと、その服用した人体から情報を得るための仕組みが出来ていて、行動パターンなどを大本が把握できるようになっているというのが凄いですね。 この仕組みさえあれば、顧客管理ばっちりですもん。 それでも彼らの目的は、薬の服用なしに超能力が使える世界みたいな話をしていますけどね。

 

 

 

多くの能力が、人間以外の動物などの特性からヒントを得ているような形になっております。擬態したり、自分の骨を折って武器にして戦うなど。一部は雪の女王のように冷気をもつとか例外がありますけども、それぞれの動物が持っている能力を備えて進化する薬みたいな感じです。

 

 

 

でも、人間に備わった、知識と言葉と言うものに関してもれっきとした特殊能力ではありますよね。 ほかの動物がいかに素早く行動できるとはいえ、道具を使うことはできないわけで、彼らにとっても人間の能力って特殊だと思うんです。 そこを突き詰めるわけでもなく、その他の動物の特性を得たとして、それは進化の分岐のようなものであり、実は退化しているともいえるのではないかって思うんですよね。 いくらその能力が備わっていても、自分の頭でコントロールできないと暴発してしまってますから。

 

 

 

なので、この映画の教訓は「身の程を知れ」だと思います。

 

 

 

人間がいくら動物のように擬態したり、跳躍できるようになっても、行きつくところは同じなんじゃないかな?

 

 

 

なので、女子高校生のロビンの生き方って実はすごい崇高な気がしますね。 高校生だから色々悩みもあるとは思うんですが、誰かのために何かをすること、そして、自信を持つことって彼女には一番大事なんですね。 ラップを披露しているので、オリジナル音声で観ることをお勧めします。