Netflixオリジナルドラマ 「ハーフ・オブ・イット」鑑賞しました。
古代ギリシャの伝説にある、人類は2つの顔と体がくっついていたというのがあります。 冒頭でそのことを説明してくれるので、タイトルにおいて言えば、とても簡単に理解できる作品です。 いわゆる人生のソウルメイト探しですね。でも、それが前面に出ているわけではないのです。この「面白いのはこれから」は邦題のサブタイトルなのですが、これがとてもいい味を出しています。
アメリカの田舎町に住む天才少女エリーは学校でのみんなのレポートの代筆を行っており、先生もそのことを知っています。それに、あなたの代筆が無ければみんな落第になるとさえ言われているのが良いですね。 主人公がアジア系の少女という設定もなかなか珍しいかと思います。ど田舎の閉鎖的な世界では保守という名の排除が往々にして存在し、彼女もただ中国系であるというだけで、様々な障害に立ち向かうことになります。
ある日、アメフトの選手のポールから、好きな人に手紙を出したいのだけれど代筆してほしいと頼まれます。彼女はその依頼を受け、アスターという才女にあてた手紙を送り続けるにつれて、彼女のことが好きになってしまうという物語です。
同性への恋愛感情を描いていますが、俗にいうLGBTストーリーなわけではありません。彼女が初めて好きになった人がたまたま同性だっただけということ。エリーはそれまで自分に閉じこもってしまっている性格で、「愛」については全く考えていなかったことから、ふと気になりだした彼女の性格や行動、特徴への好奇心が代筆しながらもどんどんと高まっていくのです。
さらに、代筆をお願いするポールとの仲もなかなかいい感じになっていくわけです。そりゃ、ご本人のふりをしているわけなので、対面デートでの打ち合わせとかいろいろありますからね。 それに不器用だと思っていたポールの一途さや実は秘めた才能を隠し持っているということも描かれていて、ただ家族の経営するレストランでバイトしているわけではないというのが分かってくるんですね。
一方のアスターはというと、彼女の才能を認めてくれるものを探していたのですが、彼女も保守的な社会には馴染めないでいながらも波風立てないように言われたことを守っているという、一番ジレンマを抱えています。そこに町一番の人気者?の男子からのプロポーズを受けるべきかどうかなどが最終的に描かれています。
その三者三様が入り混じって大ドンでんした後の「面白いのはこれから」ですから、僕はこの邦題が気に入っています。小さな田舎町で自分を活かせずに生きる今後ではなく、それぞれが目標をもって生きていく、本当にこれからが楽しみなエンディングでした。あまり困難に立ち向かうようなストーリーではないので、これからも何度も挫折を経験することになるのでしょうけれど、未来を模索する若者は必見。ポジティブな未来を思い描いたほうがやっぱり成功しそうな気がしますもんね。
