(邦画) 一度死んでみた | ゲイが語る映画の感想とクローズドゲイの日常

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映画の感想が主ですが、たまにゲイアプリでの出会い報告もやってます。その時は(ゲイ話題)と書きますので、ゲイに対して理解のない人には、そっとページを閉じてくださいね。





元気ですか〜? 死んでまーす。



とスタートダッシュが見事なコメディ映画でした。



ふと頭に過ったのは井筒監督の「ゲロッパ」





あの映画以上に著名なタレントを出しまくってる粗探しというか有名人探しゲーム(イージーモード)って感じで頭を使わずに楽しめました。



そして、散りばめた伏線の数々をすっきり解消させていく脚本は見事です。特にキャラクター設定ね。やっぱりオリジナル映画の良さってのはそこにあるんでしょうね。ちゃんと2時間程度で物語を完結してくれる。



漫画が原作の映画が嫌いな訳じゃ無いんです。アメコミ映画も好きだし。ただ、シリーズ化を当初から予定して映画化するならば、シリーズドラマにしたら良いのに。。と思う展開の遅さや中途半端な終わり方にいつも納得いかない部分が残っちゃうんです。



小説の映画化の場合も、確実に端折られている設定が存在し訳の分からない結末を迎えるとかオリジナルの結末がたいそう不評だったり、そもそもタイトルに削ぐわない演出だったり。と色々です。



クロスメディアというビジネスが確立している今だからこそ、映画がオリジナルというスタートは映画好きにとっては、安心して本編を楽しめますし、つまらなくっても、端折られてしまった原作を見なくてもいいので清々します。



あと小ネタが絶妙すぎて。。リリーフランキー演じる死神の名前が「火野」だし、堤真一もそういえば某企業CM出てたなぁ。。とふと思ってたら、やっぱり出しちゃのかよ。(寸止めだったけど) の展開はアドリブなのかなぁ? 仕組まれてたとしても脚本が当てがきされているのとか良いですよね。



小馬鹿にするようなコメディで、しっかり感動させていくスタイル。これは必見です。