(スパイ映画) Spy who dumped me (原題) ネタバレ | ゲイが語る映画の感想とクローズドゲイの日常

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さしずめ、「私を振ったスパイ」という邦題になるんでしょうか? 感が良い人なら、「私を愛したスパイ」のコメディだなってわかりますね。

 

 

 

はい。終始笑いっぱなしのスパイ映画です。

 

 

 

スパイ映画の裏にはスパイコメディ映画ありきと言うのは昔からその路線はたくさんありました。

 

 

 

 

王道としては、「007」や「ミッションインポッシブル」などがありますが

 

 

 

それを揶揄するようなコメディー要素が含まれる「裸のガンを持つ男」や「オースティンパワーズ」、

 

 

 

最近では「キングスマン」などもスパイ映画の世界観って数多くあるので、それぞれで楽しめるのが良いですよね。設定が難しいものも多いんですけどね。

 

 

 

この作品も明らかに「コメディー路線」。 ってのは、あからさまに映画のタイトルがセリフで登場するからです。

 

 

 

僕が気が付いた作品は(誰もが気が付くと思うんですが) 

 

 

「ミッションインポッシブル」  役名である「イーサン」を名乗って取引会場に潜入します。

 

 

 

「007」  まぁ、お決まりですね。 MI6というのも数回登場しますしタイトルがまんまコメディーですね。

 

 

 

「ピンクパンサー」 あの曲が流れます。

 

 

 

「裏切りのサーカス」  これは原題がセリフで出てきました。 他にもあるかなぁ?

 

 

 

あとイギリス秘密情報部が「ケンブリッジサーカス」にあることから「サーカス」と呼ばれるのですが、まさかそこを大真面目に捉えてクライマックスが「サーカス」ショーだったなんて。と驚嘆します。

 

 

 

個々のキャラクターなどはすごい好きなんですけれど、僕はこのストーリーラインはやっちゃいけないとも思ってます。コメディだから何でもアリなんでしょうけど、目的を作らせた男が最終目的になってしまうというのは、探偵が真犯人ですという話に近いです。 何のために二人は欧州を大移動しているのかさっぱり分からなくなります。 自分で行けばいいのに。。。

 

 

 

とにかく無茶ぶりが多いです。 そんなアホな設定で時間つぶすのかよ。と思わせられるくらい。 どういうつながりがあるか知らないけど、エドワード・スノーデンらしき人物(たぶん本人)とモーガンが関係あって、コンピューターハッキングを彼にお任せしてしまうのとか「オイオイ」って思ってしまいました。観光バスに轢かれるチェイサーはバスが来るまでかなり時間がありますし、バスも突っ込んでくるほどスピード出さなくても良いようなところでやってきますからね。

 

 

 

無駄に人が死ぬ。そして、主人公たちは死なない。 その主人公二人の欧州珍道中がメインで撮りたかったんだと思いますが、スペシャルサンクスにリュックベッソンの名が出ていたので妙に納得してしまいました。 どこかで観たことあるなぁって設定など全部リュックベッソンっぽいんですよ。 カーチェイスにしろ、展開にしろ。。。 むしろリュックベッソンが監督したの?って思ってしまいました。

 

 

 

女性監督で、女性が主役。ただ、それがやりたかったのかなぁとも。

 

 

 

破たんしかけているけれど、最終的には纏まっているので、まぁまぁかなぁと思います。 ただ、エピローグで東京でのミッションが挿入される下りを見せられると、もう彼女はリュックベッソンLOVEなんでしょうね・・・。