また昨日と同じく自分が見たいと思っていた映画と違うものを見てしまった。
「ジェーン」 ナタリーポートマン主演。
恥ずかしいながら、 ユアン・マクレガーが最後まで誰だったか分からなかった。
引用:公式HPより
この敵役がユアン・マクレガーだったみたい。てか、全然面影がない。
髭の効果抜群です。
他の泥臭いドラマの主人公たち、ダンもハムもかなりかっこいい。
中年好きな女性にも楽しめる作品です。 ちなみに僕も中年好き。 ハムのジェーンを庇護するシーンは全部好き。 ダンはつぶらな瞳なんだけど、髭力でそうとうかっこよく見える。
登場シーンはすごいやさぐれてるけどね。
でも、元彼女の旦那を助けるために戦うんですよ。 かなりプライド捨ててる。
やはり西部劇なので勧善懲悪の精神がもれなくついてくる。
予告だと、「この愛だけは奪わせない。」ってあるけど、どの愛? と首をかしげてしまう。
今の旦那? 娘? 元彼?
3人の男によって人生を揺り動かされている女性ジェーン。
家族のために銃を持つ。みたいな雰囲気で語られる簡単な話じゃない。
その家族を守るためにホームアローンごっこをするのでもない。
それぞれの過去と行動について、すごくわかりやすい演出なので観ていて素直に話に入っていける。
ある意味生きるには辛い世の中だったかもしれないけれど、現代的な駆け引きが存在しない分、すべてが一直線だったのかもしれない。
それゆえに誤解や絶望も簡単に生まれてたんだろう。
旦那を無慈悲に殺す敵役の的確さも見事な演出だと思う。
そういえば、あだち充の「タッチ」の話を最近耳にしたのと同じ印象を受けた。
「はじめから殺す気でいた。」 そう語っていたのを思い出した。
「タッチはバトンタッチのタッチなのです。」
今では、障害遺してでも生きるのが尊いみたいなものがあるけど、物語上の筋をしっかり作るには、ある程度の残虐性があってしかるべきなんだろう。
これまで庇護してきたハムとの別れがあまりにも感情的にならない様に、
あのようなシーンで片づけられたのだと思うと、悪役の存在が極まる。
主人公だけが強い西部劇なんてちっとも面白くない。
主人公がかつて死んだと思って居た娘と元彼へと戻っていくためのバトンタッチにも見える。
