何やら最近喫茶店なるものに通いたいという密かな野望がふつふつと沸き上がってくるのを感じ。しかして中々踏み出せずにいる現状に少しばかりのふがいなさを感じながら生活をしている。
思えば以前にもこの様なことがあった。
当時の私はまだ非常に無垢な少年であった。少なくとも心は少年だった。
喫茶店の美しくうら若き乙女に心を奪われ、喫茶店に通う計略を立てていた。そして私は彼女に声をかける策を練った。練って練って練りまくった。あわよくば男女交際をと。
ここで一つ弁明しておくが、断じて不純異性交遊を狙っていたわけではない。
私はただ彼女を彼女とし、手を繋いでそこかしこを歩き回りたかったのだ。あわよくば遊園地に行きたかった。
しかし慎重に策を練りまくった結果、私は先に立つ不安に囚われ、動けなくなった。そして一人枕を濡らした。
以上、閑話休題。
とにもかくにもこの度私は喫茶店に通おうとしている。今度は色濃い沙汰にうつつをぬかしているわけではない。
コーシーなるものに挑戦してみようとおもうのだ。
先日、人に貰った缶コーヒーの美味しさに驚愕した。いや、以前に比べれば美味しかった。
断じて人に奢らせた物はうまいなどという話ではなく、純粋だった頃の少年時代に味わったあの苦さではなかった。
やはりオッサン化しつつあるのだろう。
ともあれ缶コーヒーでこれだけうまいのだ。
コーヒー一杯に300円以上かければ私の味蕾はどうなってしまうのだろう?
もしかすると頬っぺたがおちてしまうかもしれない。そうなったら大変である。私の治療跡だらけの奥歯があられもない姿でお披露目されてしまう。
しかしそんなものはマスクで隠せばいいのである。
最悪私の頬っぺたが落ちてしまっても、それはその店の味の保証になるのだ。喜ばれこそすれ、蔑まれる事はあるまい。
ならばもう恐れる事はない。今週末にでも特攻をかけるのだ。私が以前読んだ本の主人公も右手に革命爆弾とやらをもって特攻していた。
彼の意志を継げ。
今こそ特攻だ!
しかし如何せん何処の喫茶店に特攻すべきか。今の私には信頼し得る情報がない。ならば有名どころのSTARBUCKSが良いのであろうか。
次号、喫茶店体験記を待て!