一兄・木下勝俊の刀 | 小早川秀秋日記 ~ボクはここにいる~

小早川秀秋日記 ~ボクはここにいる~

古戦場の町関ケ原の史跡ガイド・観光案内・歴史語り部の関ケ原組創設者関ケ原おもてなし武将小早川秀秋。
2018年3月をもって一旦関ケ原を去りました。(2017/11/22日記参照)
関ケ原組からの嫌がらせと脅迫により現在定期活動はしておりません。
※写真の加工・無断転載禁止

一兄・木下勝俊またの名を木下長嘯子。
歌人として名高い一番上の兄。
戦場へ向かう時も詩を読む兄。
合戦前に戦場を離脱し、ボクの策を壊す兄。
とにかく武人としての兄の姿はあまり思い浮かばない。
そんな勝俊兄上の長刀が高台寺で見つかり、期間限定公開されると知り会いに行ってきた。

長刀二振り。
大と中。
すっきりとした姿だ。
大の真ん中に深い傷があったので実戦で使った子かな?
刀文は大は真っ直ぐなのだが、中の波の打ち方が殺る気感に溢れている。兄上の子にしては戦う気満々だがこの子は戦場に行ったのだろうか?

兄上の文もあったよ。高台寺に埋葬して欲しいという文。
父上もだし、二兄・利房もだが、我が家は叔母上の近くに居たがるようだ。
木下は叔母上を真ん中にして回っていたんだな~とつくづく思う。

兄上の長刀は12/16(日)まで掌美術館で会えるよ。


豊臣の肖像、第二期期間の中で2/1~3/3の間だけ小早川秀秋像(重要文化財)出ます。
岡山で会えなかった方は是非こちらを。

あ、圓徳寺にある勝俊兄上を祀る歌仙堂に勝俊兄上の説明書きがついた。