ついにDleamlinerが日本にやってきた
現在も日本滞在中ではありますが2004年、ANAが50機発注したことにより本格的な開発がスタートしたボーイングの次世代機B787。2007年7月8日、787にちなんでこの日に外装だけ見られるようにして無理やりロールアウトし2009年12月15日、やっとのことで初飛行に成功しその後アメリカを中心にテスト飛行を繰り返し、去る2011年7月3日、ついにローンチカスタマーであるANAの最大拠点である羽田空港に降り立ちました。初飛来した機体は誰もが期待していたボーイングカラーではなくANAにデリバリーされる予定のZA002(N787EX)であった。唯一の救いはN787EXという機体番号である(笑)。来る7月10日には当初予定されていなかった(単に公表してなかっただけかもしれないが)ドリームライナー製造の重要拠点であるセントレア空港へも飛来し本来カーゴエリアに駐機するドリームライナーのパーツを運ぶドリームリフターをま逆の国際線エリアの28番スポットへ移動しドリームライナーを27番スポットに駐機させるという乙な演出をさせます。しかもこの目の前に位置する臨時駐車場を開放し間近でドリームライナー&ドリームリフターをひとつのフレームに収めることが可能になる。そしてドリームライナーはANAカラーにテスト用のレジN787EXなので今後まず見ることのできない非常に希少な瞬間である。最近のセントレアの動向は非常にフレキシブルで親切に感じる。この間もロシアの大型貨物機であるアントノフが飛来した時には通常7時開場の展望デッキを6時半に開場し、アントノフの離陸を見れるようにしてくれた。できる限り情報公開し集客努力をしているなあと。羽田や成田にはできない芸当です。
と、まあそんな感じで日本の航空業界は今、まさに空前のB787ウィークなのであります。
自分は残念ながら7月3日のファーストランディングを捉えることはできなかったので6日に撮影に行ってきました。本当は朝、関空へ向けて出発するところも撮りたかったのですが空港へ向けて運転中あまりの眠さにそのまま運転して向かったら事故りそうだったのでやむなく断念しました。仕方なく関空から戻ってくるのを待ち着陸を撮影。予定よりも約1時間も早く少々びっくり。無線聞いてなかったらやばかったかも。6日は朝から無線を聞いてるとアプローチは9割以上34Lへ下ろしてる。なので1時間くらい前にあまり行かない第1ターミナルの展望デッキへ。全然知らなかったのですが第1ターミナルの展望デッキも改修したんですね。ウッドデッキ調にしフェンスもワイヤーフェンスにしたんですね。34Lランディング撮影にはもってこいの南側は絶賛改装中で使えないし北側は改装したはいいけどめちゃ狭くなってるしで。。。まだ時間はあるわ~と思ってアプローチ無線を聞いてると12時頃に早くも“Boeing 787”のコールサインがAPPにコンタクトをとってくるではないですか!ちょっとびっくりです。ANAがリリースしていた情報だと羽田着は13:20。危うく撮り逃すとこでした。
最近流行の大型ウィングレットがない代わりに翼端はウィングレットをそのまま水平にしたような感じで後方に向かってシャープに伸びています。そのせいなのかどうなのかは分かりませんが非常に翼が大きくそしてかなり後方に向かって伸びているように感じます。
B767の後継に位置づけられるだけあって非常にコンパクトな機体に見えます。
ただでさえ軽い機体に乗客もいなければ荷物もなく座席もないでしょうからから大したブレーキングは必要ないでしょうけど。エンジンカウル後ろのギザギザもB787の特徴ですね。コックピットの窓は従来の6分割から4分割へ。ほぼ真横からの撮影でも一番後ろのドア付近まで翼が伸びています。ノーズギアのカバーには「002」元々のレジ「ZA002」の一部です。機体後方のレジは今回のテスト飛行用レジ「N787EX」。
ちょっと主翼は全部見えませんがこうして見ると結構話題に上がってた「翼が反り返っている」というのがよくわかります。
なおB787初号機は現在のところボーイングの発表では2011年第三四半期、ANAの発表では2011年8月から9月のデリバリーが予定されている。1号機、2号機は特別塗装です。
この塗装、すごく楽しみです。