茨城空港
2010年3月11日、定期就航便わずか1便(確か)という状況で開港した国内98番目の空港となった。ここはもともと自衛隊の百里基地のある場所であり自衛隊との共用飛行場となります。なので正式名称は百里飛行場である。
成田空港からわずかしか離れていないためこんな空港意味があるのか???との声が大多数だったかと思われます。ここ百里基地は自衛隊の重要拠点らしいので自衛隊主動ととなるため民間機の離発着ができないときがある。そのためスカイマークが一時期就航を取り止めていた。
10月1より再び就航し始めやっと定期就航便が2便となった。
国交省の試算では年間利用者数89万人となっていましたが開港翌月の利用者数はわずかに10358人。一体どうなるか?と危ぶまれた滑り出しだが半年後には累計利用者数が58万人になり嬉しい誤算が生じている模様。それにプラスして話題の春秋航空のチャーター便、11月からは復興航空のチャーター便が就航し、来年の2月からはスカイマークが茨城-中部を就航させることになっている。
何かとネガティブな話題が多い茨城空港ですがふたを開けてみればなかなか順調な滑り出しを見せている。
と、ここまでがデータを元にしたお話。
で、ここからは自分が目にした茨城空港。
場所は大雑把に言うと霞ヶ浦の北のほう。車では東関道の成田ICからそのまま終点の潮来まで下りそこからさらに45分ほど北上したところです。首都圏空港利用者にとっては一言で言えばまあ不便な場所です。
潮来ICを下りて北上することどのくらいでしょう?やっと標識に茨城空港が現れます。前述したとおり潮来ICから車で45分ほど走るとようやく茨城空港が見えました。(*´Д`)=з
45分といっても信号もあまりなく渋滞ももちろんないので距離としては結構あります。できて半年ほどで主要空港に比べれば利用者数は少ないですから綺麗ですねぇ。なにもないですねぇ。って感じです。
見学者用のパーキングはターミナルの目の前の駐車場から道を挟んで外側に設けられていました。砂利Pでした(笑)。簡易的な看板をくくりつけてあるので土日だけそうなってるのでしょうか?パーキングはもちろん無料です。まあ駐車場代とってたら利用者が遠のくでしょうからね~。
小さい空港ですのでターミナルフロアも小さい。出発も到着も同じフロア。自分が着いた時はちょうどアシアナ航空、春秋航空へ搭乗する方々がいたのでそれなりに混雑してました。まあもっとも自分はこの2便に合わせて行ったので当然といえば当然ですが(笑)
この2便を逃すとこの日茨城空港ではもう飛行機が見れません(^_^;)
茨城空港にはボーディングブリッジはありませんのでこのようにタラップで乗降しエプロンを歩きます。出発のときはいわゆるプッシュバックと呼ばれるトーイングカーで飛行機を押す作業がいりません。こうすることによってコストを抑え駐機料も抑えることができます。また余計な作業がないのでターンアラウンドと呼ばれる到着してから出発するまでの時間も短く設定することができます。ローコストキャリア(LCC)にとってはこのターンアラウンドの時間というのが非常に重要ですからね。
ターミナルの前では餅つきイベントをやっていましたがいまいち盛り上がってませんでした。もう少しうまく盛り上げて地域活性を促進できればいいですね。
ターミナル2Fには「いばらきINFORMATION」というコーナーがあり茨城をアピールしているようですがここもいまいちな感じがします。
2Fにはその他に空港によくある売店が1つに茨城の特産品を売っているような売店、それに食堂があり展望デッキがあります。展望デッキに関してはまた別記事で。茨城空港は百里基地が併設されていることもあり売店では自衛隊グッツも売られています。売り子のおねえちゃんが自衛隊機のバルーンを背負って頑張ってました。
普段規模の大きい空港を見慣れてしまってるせいか全体的に今一盛り上がりに欠ける空港だなという印象が強かったです。主要空港に比べると圧倒的に利用人数が少ないのでそれだけの予算がかけられないのだとは思うのですが。
実際に運用してみて改善できるところをすこしづつ改善し利用しやすくし少しづつではありますが就航便数も増えていますのでせっかくできた空港、頑張って素晴らしい空港にしていって欲しいです。