タミヤ フェラーリ SF70H #09 残りの工作 | kingmanの模型製作記Ⓐ

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カーモデル・戦車模型を中心にバイク、艦船、飛行機、ガンプラ等々いろんなプラモデルの製作日記をゆっくり書いてます。


タミヤ 1/20 フェラーリ SF70H(Item No:20068)の製作記9回目です。
今回はシートベルトの取り付けやタイヤマーク、エッチングパーツ取り付け等小物の工作の製作日記。

 

・シートベルト


F1マシンはシートが剥き出しなのでシートベルトもディティールアップしたいところ。
キットのままだとデカールを貼るだけで質感がイマイチなので、Acu・stionのエッチングパーツと手芸用のサテンリボンに置き換えました。
いつもだとStudio27の1/20スケール シートベルトパーツセットStudio27の1/20スケール シートベルトパーツセットを使うのですが、BelkitsのフィエスタWRCのキットに同梱されていたサテンリボンが使いやすく質感も良かったので、リボンを使うことにしました。
Studio27のシートベルトは布シールで貼り付けやすくはあるんですが、剥がすときや金具に通すときに毛羽立つのがイヤだったんですよね。
その点サテンリボンは毛羽立たず金具にも通しやすいので工作が楽です。


サテンリボン自体は手芸屋で色んな種類のものが売っています。
amazonや手芸屋のオンラインショップでも買えます。
今回は関東を中心に全国展開している老舗手芸・工芸店ユザワヤのオンラインショップで購入しました。
ユザワヤのオンラインショップの(実店舗でも同じ)良い所は、50cm以上であれば10cm単位で量り売りしてくれるところ。あと安い。
だいたい10cmで10円ぐらいなので、1mで100円です。
安いので使いそうな色(赤、青、黒、白、グレー等)のリボンをまとめ買いしちゃいました。
リボンの太さは4mmと3mmが1/20や1/24のカーモデルには丁度良いです。
注意点としては、サテンリボンは艶々キラキラしているものがデフォルトなので、商品名に「つや無し」「マット」「フルダル」等の文言が入っているものを選択するようにしましょう。
そうしないと妙に光沢のあるシートベルトが出来上がってしまいます。
ちなみに「フルダル」はつや消しの化学繊維を指す繊維業界用語らしいです。勉強になりますね。


今回は肩ベルトと横のベルトに4mm幅のリボン、下のベルトと横ベルトの小さい金具を取り付ける部分に3mm幅のリボンを使いました。
リボン同士の接着にはタミヤのクラフトボンドタミヤのクラフトボンド(普通の木工用ボンドでも大丈夫)を使い、固まるのに時間がかかるのでプラ製のペイントクリップ(マーゼンプロダクツというメーカーのものですが、もう販売してないみたいです)で固定して固着させてます。

良い感じにできました。


こんな感じでシートにゼリー状瞬間接着剤で接着して

Studio27のシートベルトセットにサンタンデール銀行のロゴマークのデカールが入ってたので

それをマークセッターたっぷり使って貼り付けて完成。

 

・タイヤ


タイヤには実車の新品タイヤにはないパーティングラインが入っていて目立つので削ります。面倒臭いけど。
簡単そうに見えて削るの結構大変なんですよねー。
サンドペーパーで削ろうとするとやたら時間かかるし、リューターで削ると削りカスが飛び散るしビットが目詰まりするし。

リューターで削りました。
真ん中だけ削れた感じになってしまいましたが、面倒臭いのでこれで終了。
ちょっとだけ走った状態、という事にします。


タイヤの側面にピレリのデカールを貼ります。
貼る前には必ずホイールとタイヤは合体させておきましょう。
デカールを貼った後に合体させようとすると、タイヤゴムが変形してデカールが割れます。
キットのタイヤマークは丸っと一体になっているので貼りやすいかと思いきや、一体になっているせいで逆に貼りにくいんですよね。真ん中に貼るのも難しいし。

見事に失敗しました。



ということで、どうせ失敗するだろうと思って買っておいたバルケッタのタイヤデカール(bp-506)を使います。
このデカールは4枚組み合わせて1面になるので手間はかかるんですが、綺麗に貼りやすい気はします(キットのタイヤマークを4分割すれば同じ事ではありますけど)。


タブデザインのデカール(TABU20152)も買ってありはしたんですが、このデカールはタイヤ3本分ずつしか入っていないという謎仕様なので使用せず。
ホントになんで3本分なんだろう・・・
内側に貼らなければ足りるけど内側も全然見えるし。
ラリーカーみたいにソフトタイヤとハードタイヤ混在させて履かせるつもりなのか??

ちなみに、2017年のタイヤマークの色は赤がスーパーソフト、黄色がソフト、白がミディアムです。
その他にも一番速く走れるけど持ちが悪いウルトラソフトが紫で、一番長く走れるけど遅いハードがオレンジ。
弱い雨用のインターミディエイトが緑、強い雨用のウェットが青の計7色です。
そして2019年からはタイヤマークの色は赤(ソフト)黄(ミディアム)白(ハード)緑(インター)青(ウェット)のみになり、コースに応じてそれぞれの色の固さが変わるようになってます。
この固さの異なるタイヤをどう使うかがチームによって戦略が別れ、レースの結果を左右したりして面白いんですよね~。


こんな感じで位置決めした後に軽くこすって押し付け、濡らしから台紙を剥がします。

片面4枚のデカールを均等に貼り付けられるよう、型紙みたいなのを作って貼り付けました。

それなりに綺麗にできました。


デカールの保護と艶を統一させる為、タミヤのつや消しニスタミヤのつや消しニスを筆塗りします。
水性なのでデカールを侵す心配が無いし、ハケもついてるのでちょっとした箇所をつや消しコートするのには便利です。

もう少し艶がある方が(半艶ぐらいが丁度良いのかも)実車に近いですが、まあ良いでしょう。

 

・リアウィングステー


実車のリアウィングステーの根本には、間に高温になるエキパイが通っているのでゴールドの断熱材が貼ってあります。
ハセガワのゴールドミラーフィニッシュハセガワのゴールドミラーフィニッシュを貼って再現します。

若干折れ曲がっている形状なので綺麗に貼るのが難しかったですが、フィニッシュシートがよく追従してくれてそれっぽくできました。

 

・エッチングパーツ取り付け


アクステオンのエッチングパーツアクステオンのエッチングパーツの残りを貼り付けます。
といっても結局半分ぐらいしか使いませんでしたが。極小のボルトヘッドとか綺麗に貼るの難しそうで逆に汚くなりそうだったし。

ディフレクターの支柱部分にボルトヘッドを取り付け。
エッチングパーツの接着には、はみ出しても塗膜を侵さず綺麗に拭き取れて安心なハイグレード模型用セメダインハイグレード模型用セメダインを使ってます。

フロントウィングのフィンに角度調整用の金具を取り付け。
地味に目立つのでディティールアップ効果が高い気がします。
半円状のパーツはエッチング2枚重ねになっていて、実車の厚みを再現してます。

 

・組み立て準備完了


以上で組み立て準備完了!
後は組むだけ!
エンジンも無いし並べてみるとパーツ数少ない気がしますが、色々時間かかったなぁ。
そして組むのもまた大変でした。

ではまた!