褒めて褒めて

いつも思ってたよ


褒めて褒めて


誰かがいつか

すごいねって

言ってくれるのを

ずっと待ってたんだ


そしたら

そこに私の価値が生まれて

居場所ができるような

そんな気がしていたのかも知れない



でも、それは際限なくて


ちょっと褒められても

すぐに乾いてしまう



もっともっと

もっともっと


もっと褒めて褒めてと

渇望してくる


諦めてしまうことも

被害者になることも


やり尽くして


それでもまだ

褒めてほしいのだ


小さい頃から

歌を歌うことが好きで

よく歌ってた


いつからだろうか

どうやったら褒めてもらえるのか


だから、

難しい歌とか

ちょっとトリッキーなことを

やろうとしてしまう



褒めてくれなくても

すごいねって言われるかも


だから、

上手くなりたかった


そしてそんな私を隠すかのように

謎に得意な歌を歌わなくなった


褒めてほしいのに

褒められると怖いのだ



その先がなくなるようで

それでもまだ渇望してしまう

そんな自分が怖くて


余力を残すかのように


最高を隠しながら

褒めてほしいと願う



褒めてと願うときは

褒めるは逃げていく


追いかけると

逃げてしまう



そんな世の理にも

振り回らせながら


それでも

渇望し続けるのだ



エンドレスの炎に

焼き尽くされたとき



何が残っているのだろうか


その時は、『死』だろうか?



渇望は止まらないけど


ひとつ見落としてたことが


自分で与えられるのだ

自己満足でいいのだ

私が私に与えるのだ



それでもまだ

他人に求めてしまうけど

それでも少し光が見えた