■「元彼の遺言状」50代男性へのおすすめ度
★★☆☆☆ ← 暇だったら読んでもいいかな
■あらすじ
内容紹介(「BOOK」データベースより)
「僕の全財産は、僕を殺した犯人に譲る」奇妙な遺言状を残して、大手製薬会社の御曹司・森川栄治が亡くなった。
学生時代に彼と三ケ月だけ交際していた弁護士の剣持麗子は、犯人候補に名乗り出た栄治の友人の代理人として、
森川家主催の「犯人選考会」に参加することとなった。
数百億円ともいわれる遺産の分け前を獲得すべく、麗子は自らの依頼人を犯人に仕立て上げようと奔走するがー。
著者情報(「BOOK」データベースより)
新川帆立(シンカワホタテ)
1991年生まれ。アメリカ合衆国テキサス州ダラス出身、宮崎県宮崎市育ち。
東京大学法学部卒業後、弁護士。
第19回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞し、『元彼の遺言状』でデビュー
(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
■感想
タイトルにも書いたように「元彼の遺言状」は、中学生レベルの内容です。
「時間潰しにはいいかな」っていうレベルの面白さでした。
なので、50代のおっさんは、
よっぽど時間潰しに何かないかなという状況でない限り読まない方がいい
と思います。
実際に私は、
最後の40ページを読み切るのに10日ぐらい間隔があいてしまいました。
読んでいてつまんなくなっちゃって、
そのまま放置していたっていうのが理由です。
「先が気にならなくなった」ということです。
「結末に興味がない」という状態です。
「元彼の遺言状」を手に取ったきっかけは、
「このミステリーがすごい!」を特集したテレビ番組を観て、
大賞受賞作に興味を持ったからです。
大賞を受賞した「チーム・バチスタの栄光」を読んだら面白かったので、
「よし、次も」というのりで、大賞受賞作を続けて読んでみたのです。
ということで、感想はここまで。
「元彼の遺言状」は多くの人に読まれている小説だし、
今さら私が詳細な感想を書いたところで誰も興味を持たないでしょうから。
よっぽど暇があったら読んでみてください。
■私が気になった文章
1.本当かな?
学生時代モテなかった奴に限って、社会人になり、
肩書や地位ができて女に相手にされるようになった途端、
遊び出すというのは本当らしい。
(220ページ)
この文章は、美人弁護士である女性主人公の考えです。
肩書も地位もないおっさんからすると、「本当かな?」と思ってしまいます。
でも、ダウンタウンの松ちゃんがこれだったとすると
そうなんでしょう、きっと。
2.そんなんでつまんなくない?
自分が本当に欲しいものが何なのか分からないから、
いたずらにお金を集めてしまうということは、流石の私も分かっている。ただ自分では、自分に何が必要なのか分からないのだ。
(245ページ)
この文章も、美人弁護士である女性主人公の考えです。
せっかく弁護士になったのに、金儲けのことしか考えていない、
考えられないという残念な性分が、この小説の主人公にはあります。
そんな主人公の小説を読んで、「楽しい」と感じる読者は少ないと思います。
残念な小説です。
3.法律は誰にでも平等
そうだ。
法律の前では、悪い人も良い人も、強い人も弱い人も平等で、
どんな悪どいしょうもないクズ野郎であっても、
高貴な善人と同じだけの権利を持っている。
私はそこが好きだった。
(249ページ)
私は小説を読みながら気になった文章があったら付箋を貼っておいて、
後でブログで紹介するようにしています。
上記の文章もその流れで付箋を貼ったのですが、
紹介する段になってどういう理由で付箋を貼ったのかが
全く思い出せなくなりました。
「こんなつまらない文章になんで付箋を貼ったのだろう?」という状態です。
上記の引用文も、美人弁護士である女性主人公の考えです。
たぶん私のことだから「なんじゃこりゃ」という
否定的な意味で引っかかりがあって付箋を貼っておいたのだろうと思います。
でなかったら、
こんなつまらない文章に私が付箋を貼るはずがありません。
その時私は、
小説の中にこんなつまらない文章を差し込む理由が全く理解できなかった
のだと思います。
今回は、忙しい50代男性にはオススメできない
「元彼の遺言状」を紹介しました。
「元彼の遺言状」と同様に、
「このミステリーがすごい!」大賞の大賞受賞作を他にも紹介しています。
併せて読んでみてください。
【「このミステリーがすごい!」大賞受賞作】
・今となっては普通に面白い小説|チーム・バチスタの栄光 海堂尊
・認知症に詳しくなれるミステリー|名探偵のままでいて 小西マサテル
このブログが少しでも小説選びのお役に立ちましたら幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。


