元々惑星ベジータは、惑星プラントという名前で、ツフル人という種族が住んでおりました。


やがて、少数民族であるサイヤ人たちが惑星プラントを訪れ、ツフル人たちは移住を許可しました。


ツフル人は、地球人やサイヤ人より半分程度の身長しかありませんが、それでも高度な科学文明を築いておりました。


一方のサイヤ人は、獣の皮を身にまとい、発達した文明を持たない粗野で原始的な生活を送っており、さらに欲しい物は敵から略奪するという、野蛮な一面を持ってました。







やがて、数百年の時を経て、サイヤ人も恐るべき戦闘力に加え、次第に知能も身に着けるようになっていき、遂にはベジータ王を中心にツフル人に反旗を翻したことで、全面戦争が勃発ドンッ


ベジータによれば、「サイヤ人を労働力や奴隷として扱った」とのことだが、必ずしも全員がそうとは限らないので、ツフル人が一枚岩でなかったことは確かです。


前述の原始的な生活を送っていたことから、ツフル人はサイヤ人のことを「劣等種族」と見なしている節があったのかもしれません。


話を戻しますが、ツフル人たちも自ら作り出した高度な武器で、果敢に抵抗しましたが、元々好戦的なサイヤ人に徐々に押されていき、やがて惑星プラントで8年に1度迎える満月満月により、状況は一変。





大猿になったことで、通常より10倍もパワーアップしたサイヤ人により、ツフル人は圧倒的な不利に追い込まれ、サイヤ人はツフル人の文明を取り入れ、かつ装備(主に、スカウター)や服装(戦闘服)まで一新しながら少しずつ数を増やしていった結果、とうとうツフル人の殲滅を果たしたのです。





その後、惑星プラントを乗っ取ったサイヤ人は、『惑星ベジータ』と改名した上で、ベジータ王を頂点とした専制君主国家として、フリーザに破壊されるまでの間、支配し続けてました。


しかし、ツフル人の方もこれで終わりを迎えたというわけではなく、滅亡前に王の細胞を移植した寄生型生命体を宇宙に放ち、それが後のベビーで、サイヤ人への復讐の為、『全宇宙ツフル化計画』を企てるも、超サイヤ人4となった悟空に阻止され、彼自身も悟空のかめはめ波で太陽に押し込まれた挙げ句、細胞の欠片を一切残すことなく、消滅したのでありました。