いつもお立ち寄り頂きまして誠に有難うございます

 

今夜はお釈迦様と音楽についてお話してみたいと思います

 

紀元前500年といいますとキリストが生まれる500年前ですが
インドでお釈迦様が仏教を誕生させた同じ頃中国では孔子が儒教を
誕生させています、お釈迦様と孔子は10歳違いということでどちらが
年上なのか忘れましたがこれも史実に基いた話なのか疑問ではあります
ほぼ同時代を生きたという事でしょう

仏教の開祖であるお釈迦様はシャーキヤ(釈迦)族の国王である
父・シュッドーダナと、母・マーヤーの間に生まれました
生誕の地は、現在のネパール南部に位置する「ルンビニ」という
村と言われています

お釈迦様は皇太子として何不自由なく育ち29歳の時全てを捨ててお城を
出ていきます
普通は家出というのでしょうが僧になるという事で出家と呼ぶ様です

お釈迦様と共通点を持つ裕福な家庭で育った有名な僧で思いつくのが空海
(弘法大師)今でいうなら高級官僚の息子という事になります


お釈迦様は心理を求めて出家する訳ですが何を知りたかったのかと言いますと
大まかにはこの世界がどの様に出来てるのか、宇宙はどうなっているのか、
死の世界はどのような世界なのか等お釈迦様は出家当時から苦行の末に全ての
答えが出てくると信じていたようですがなかなか悟りを開くどころか29歳で
出家して悟りを開く38歳までの9年間は地獄の様な生活で木の実を食べたり
草の根を食べたりして時には毒にあたり死にかけた事も度々、托鉢しながら
体は痩せ衰えて死の一歩手前でした

 




38歳になったお釈迦様は朝からいつもの様に川べりの菩提樹の下で瞑想をしてると琵琶の音色が聴こえてきて其方の方を見てみると朝靄の中を一艘の小舟が此方に向かってきます、目の前を通りかかった時、琵琶を弾いてた少年に先生らしき老人が注意します


音が合っていない、楽器は1台1台音色が違うのでその楽器に合った音合わせ
チューニング)が必要で音合わせさえしっかり調整したら楽器の持ってる素晴
らしい音色を出してくれる



この言葉を聴いてたお釈迦様は閃きます,そうか人間もその人その人に合った

生き方をしたら楽に自分の能力を最大限発揮して生きていけるのではないか

そして自分が信じてきた苦行が間違っていたのではないかと


お釈迦様のこの時の最初の悟りが中道といわれるもので、ここでは音のかけ離れを
意味してますが、本当の教えは29歳から苦行に明け暮れ38歳までの9年間を
無駄に過ごしてしまった釈迦青年の後悔だったと考えます

かけ離れた行動、思考をやめなさいとお釈迦様は言いたかったのでしょう


この経験からお釈迦様は弟子たちに苦行は無意味な修行だと諭していますが
この中道を無視して洞窟に籠り苦行をした僧がいます、皆さんご存知の空海
なのですが これは空海のパフォーマンスだったのではないでしょうか


あと中道と似た教えに中庸という教えがあるのですがこれは儒教の開祖孔子の
教えで私は中庸の誕生にはお釈迦様の中道がヒントになった可能性がある様に

思えます

遥か昔読んだ本の記憶の中から、孔子は弟子を連れて自分の教えを広める為に
旅に出るのですが数年が過ぎ遠くまで来た孔子はある村に入った時道路の

真ん中を歩いていた一行は若い女性に怒られます
見知らぬ地に来たのであればその村の迷惑にならない様な行動を取ることが
大切なのでは
と一括されるのです、これを聞いた弟子はこの方を一体誰だと
存知上げる(水戸黄門)のセリフを言いたかったのでしょうが
孔子は弟子を抑えて素直に謝りこれから先の旅は私の教える事は無いと言い旅に
終止符を打つのです、実はこの村には既に仏教が広まっていて孔子は仏教に
ついて勉強していたと考えられます、逆にお釈迦様は孔子の事は知らなかったと
思われます


全ての答えは自分自身の中にあり 

生涯を通じて求めた心理の答えはでした、

 

あの朝音楽と巡りあわなかったら仏教は誕生してなかったかも知れないと考えたら面白いですよね 笑
 

 

 

 

いいねのお返しが出来ない方々には大変申し訳ございません

 

では、おやすみなさい素敵な夢を

 

 

Yuriko Nakamura Eternity