グリップ比較②&⑤ | あじモンの備忘録♪

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「あじモン の ≪ 変態 アジング 道♪ ≫」

改めました♪


実事求是!

まあ、楽しみましょう♪

先日完成したグリップ⑤⑥のうち


⑥のセットをtt氏にお届けし






手元に残った②と⑤の比較テストをしてきました






ご覧の通り、外観はほぼ同じですが、長さ寸法は誤差0.2mm以内程度とラフに仕上がっております



前回、内部の構造に差を付けたと書きましたが、具体的には


②が、グリップの前後に有るWC兼アーバーのみで保持されていることに対し


⑤は、②の構造に加えて、センター付近に薄いアーバーを付けています


この狙いは、

ティップから発生しブランクスを伝わってくる振動を、

エンドに抜けてしまう前に、なるべくリールシートに伝える為


なんですが


ここで、アーバーを大きく(重く)してしまうと、振動はエンドに伝わりにくくなるものの、手に伝わる振動自体も著しく減衰してしまいます


そこで、リールシート内にもう一ヶ所、振動伝達用のアーバーを設けて、効率よくリールシートを振動させる


というのが⑤のグリップという訳です


なるべくリールシートに振動を留めたい!

これは、エンドグリップを装着した時の感度の低下が余りにも著しい事実を体感しているからです



テストの狙いと背景はこんなとこ




ただ、今回の比較はホントに困難でした


まずは、②と⑤の性能や特性の差を見極めて、更に、グリップ脱着での差を比べないといけないからです


②と⑤の差が感じられる状況探しの段階で、結構な時間を費やしてしまいました


②と⑤は手に伝わる振動の強さは、ホントに僅差でした



②は、小さなバイトが少し長く響く事に対して

⑤は、それよりも少し大きなバイトが、やや強く感じる…
 

気がしました(笑)


しつこいですが、ホントに微妙…


その僅差を見いだすべくたどり着いたのが、スーパーディープエリア


僕のテストでは良く使う場所ですが、1gのジグヘッド&ストレートワームが着底するのに40~50秒も掛かります


こんな場所では、ラインの差も顕著に出ます!


エステル0.2では伸びまくりだし、0.3だと抵抗がデカい!
PE0.1以下でもフワフワ感ありで釣りにくい

まともに釣りが出来るのはフジノラインの特注のみです



その、特注フジノラインでも微妙にしか感じられないバイトに対して、リアグリップを脱着して


②と⑤を比較しました







リアに付いたみすぼらしいグリップは、約12gです





僕はこれくらいの重めのリアグリップを多様していますが、


あくまでも、

ロッド自重よりも

ブランクスとチタンティップのセッティングで感度はきまる!


と、考えていて


操作やキャストのバランスに優れる、使いやすいロッドにしたいと思っていたからです


グリップ感度をテーマにしたのは、今回が初めてでしたが…


結論は、エンドグリップで大きく感度は変わってしまいます

決定的要素は「重さ」でした


良く言われる

エンドを筒抜けにした方が良いは、その構造の方が「相対的に軽い」からでは無いでしょうか


きっちり試された方は居るのかな?


ともあれ

エンドグリップの差で大きく感度に差がでた訳ですが


今回の構造の改善が狙い通りだったかと言うと


はっきり言って


微妙でした

リールシートの構造云々よりも、リアグリップを軽くした方が手っ取り早い(笑)

ジグ単ロッドなら、5g程度に納めたい所ですね…


今回はあくまでも②と⑤の比較の比較でしたが、今までテストした中では③が明らかに、リアグリップに依存しにくい構造でした


ただ


内部で、分かれる構造は絶対的な強度が落ちるわけで

ジグ単ならいざ知らず、キャロのロッドには使えません(笑)


キャロロッドも、知人に依頼されてる事もあり、もう少しテストして探っていきたいと思います