カメラを売却する前に、記念写真(笑)を撮っておこうと思ったのですが
このペンEEシリーズは、時すでに遅く手元になく、昔撮ったjpgしか無くて残念です。
証拠写真程度の物しかないので纏めて紹介します。(^^;
 
Olympus Pen EE
オリンパス ペンEEです。
『PEN-EE』のログが美しいです。
フイルムのASA(ISO)感度を合わせて、シャッタを押すだけの簡単カメラです。
焦点は固定ですので、ピント合わせも不要です。シャッタも単速でした。
丸いセレンが特徴的ですね。このセレンは他のメーカの物よりも丈夫な気がします。
他のメーカのセレンが現在では死んでいるのが多い中、オリンパスのものはほとんど生きている物が多いようです。
 
 
 
Olympus Pen EE-2(1968年)

オリンパス ペンEE-2です。
ペンEESのレンズが28ミリのF3.5にしたモデルです。
フイルムカウンタもスマートになっていますね。
 
 
 
Olympus Pen EE-3(1973年)
オリンパス ペンEE-3です。
シャッタレリーズがプラチックになりました。
フイルムカウンタもスマートになっていますね。
裏ぶたは通常の開閉式になっています。
 
 
 
Olympus Pen EED(1967年)
オリンパス ペンEEDです。
大口径F1.7で32ミリを搭載しています。
今までのペンとは異なったイメージのデザインです。
なかなかシンプルな軍艦部ですね。
このカメラでピントが合った時の映りは『すごい』の一言です。
電池の液漏れの個体が多いですが、再配線してあげるとしっかり動くものが多いです。
 
 
 
Olympus Pen EES
EEのバージョンアップ版でレンズがF3.5からF2.8に変わっています。
シャッタも2速になりました。
向かって左側に残っているシールは擦れて見えなくなっていますが『EL』の文字があったはずです。
イージーローディングの略でした。
 
 
 
Olympus Pen EES-2(1968年)
オリンパス ペンEES-2です。
EESの改良型で裏ブタ開閉式にフイルムカウンタも自動化、ASA感度も400まで伸ばしEEシリーズの最終型となりました。
今までのシリーズとちょっと違ったイメージですね。
ゾーンフォーカスとなりました。
 
 
 
Olympus Pen EF(1981年)
オリンパス ペンEFです。
ペンの最終モデルとなりました。
固定焦点でGN10のストロボが付きました。
とにかくシンプルな軍幹部です。シャッタボタンしかありません。
黒ボディーしかありません。
 
 
 
Olympus Pen EM(1965年)
オリンパス ペンEMです。
モータで自動巻き上げ、巻き戻しを行う、絞り優先機でした。
現在では当たり前の機能も、この当時はいろいろ難しかったようですね。
カメラを集めていくと、どうしてもシリーズの全てを集めたくなるものですが、
この機種は希少で中古カメラ屋ではまず見たことがなかったです。
ジャンク品の山の中にガラクタとして1台あったのを入手して、それで我慢していましたが、
とうとう、ネットで入手してしまいました。高かったです。(-_-
このカメラは1年ほどで生産終了となったので、数が少ない上に
かなり無理な設計なためか完全に動く個体は少ないようです。
このカメラも完動品ではありませんでした。
かなり珍しいカメラでネットでもあまり見かける事が無く希少価値としては充分あります。
この機種は完動品が少ないことでも有名で、やはりこの個体も同様でした。
絞り優先なので絞りをあけるとシャッタ速度は速くなるはずなのですが、高速のシャッタが開きません。
ある程度の速度以上では開かないようです。
いろいろいじって動作の確認を、と思いましたが壊れるのが怖い・・・
粗を探してもがっかりするだけなので、とりあえずこの状態でそのままにしています。
完全に置物状態です。
完動にしたいのですが修理を行っているところはありません。
それに完動にしたところでこれで撮影するには、重く、動作が遅すぎます。
ファインダの清掃、モルトを交換して一生懸命に磨いてあげました。
この機種を修理屋さんが御自分で購入されて修理をされたブログがありました。
プロの方でもこんなことがあるのかと思えるようなことがいろいろ書かれています。
非常に楽しいグログです。
http://blogs.yahoo.co.jp/gatapasya/39203531.html
御本人に了解済みです。